KDDIテクノロジー、福岡市にサテライトオフィス開設
株式会社KDDIテクノロジーは、来る2025年6月1日に福岡県福岡市に新たなサテライトオフィスを開設することを発表しました。このオフィスは、同社のモバイルアプリケーション開発やシステム開発、XR(拡張現実)やAIを活用したソリューションの提供など、様々な開発業務を担う拠点として位置づけられています。
福岡開設の背景
福岡市は「スタートアップ都市」として名高く、九州経済の中心地として成長を続けています。特にITおよびデジタル産業の発展が目覚ましく、新しいビジネスのチャンスが次々と生まれています。また、地理的にアジア諸国に近いため、ビジネス展開において有利な条件を持っています。
さらに、九州大学をはじめとした多くの教育機関があり、毎年多くの優秀な人材が育っています。昨今のUIJターン(都会と地方の移住)の傾向から、福岡には様々なバックグラウンドを持つ人々が集まっています。当社もこの地域の強みを活かし、特にIT人材の採用を進めていく計画です。
福岡サテライトオフィスの目的
福岡サテライトオフィスの設立は、単なる開発拠点の設置にとどまらず、地元の若者に雇用の機会を提供し、地域経済の活性化を目指しています。県内での就職機会を増やすことで、県外へと流出してしまう人材を減少させ、地域の活力を高めることを狙っています。
新オフィスでは、リードエンジニアを中心とした中途・新卒エンジニアの採用に注力し、地元の人材を積極的に起用する方針です。また、オフショア開発の拠点としての機能も持ち、技術力を高めるための環境を整えていきます。
福岡サテライトオフィスの詳細
新たに設立される福岡サテライトオフィスの概要は以下の通りです:
- - 名称:株式会社KDDIテクノロジー福岡サテライトオフィス
- - 所在地:福岡県福岡市博多区祇園町8-13 第一次プリンスビル2F
人材募集について
福岡サテライトオフィスの開設に伴い、新たな仲間を募集しています。採用職種や応募方法は、KDDIテクノロジーの採用ウェブサイトで確認できます。
こちらから採用情報をご覧ください。
サテライトオフィス長のご紹介
サテライトオフィス長には、大井龍太郎氏が就任します。福岡県直方市出身で、現在は宗像市に在住する大井氏は、1996年に九州セルラー電話株式会社(現KDDI株式会社)に入社。以来数々の役職を経て、2020年よりKDDIテクノロジーの代表取締役社長及びCRDOを務めています。
大井氏は「この度、福岡に開発拠点を開設することができ非常に嬉しく思っています。会社の成長に貢献し、地域貢献につなげていきたい」と語っています。地域の雇用を創出しながら、地元企業との協業を進めていく意向を示しています。
企業概要
- - 会社名:株式会社KDDIテクノロジー
- - 本社所在地:東京都江東区豊洲5-5-13 豊洲アーバンポイント3階
- - 創業:1988年8月3日
- - 資本金:494百万円(KDDI株式会社100%出資)
- - 従業員数:168名(2025年4月1日現在)
- - 事業内容:先端テクノロジー活用によるシステム開発及び新価値創造
- - 売上高:10,008百万円(2024年3月期)
- - ホームページ:KDDIテクノロジー
このように、KDDIテクノロジーが福岡に新たな拠点を開設することにより地域との連携を深め、県内での雇用機会を拡充する取り組みが進められます。地域経済に新たな風を吹き込むことで、福岡の未来に大きな期待が寄せられています。