東京の中心、千代田区にある鉃鋼ビルディングが新たにEV充電ステーションを設置しました。この充電ステーションは、11月10日から運用が開始され、大型複合オフィスビルである同ビルの地下平面駐車場に位置しています。
鉃鋼ビルディングは、東京駅に隣接しており、利便性を重視した施設が整っています。地下1階の「TEKKO avenue」ではカフェやレストラン、コンビニエンスストア、さらには銀行や郵便局も併設されており、多くの人々が行き交う場所です。その利便性をさらに向上させるために、今回のEVチャージステーションが導入されました。
このステーションには、パワーエックスが製造した蓄電池型の超急速EV充電システム「Hypercharger」が1基設置されており、充電ポートは2口用意されています。このシステムは最大出力150kWを誇っており、ブーストモードを利用すれば、わずか10分で充電ができるという特長があります。大容量のバッテリーを搭載した電気自動車でも、短時間で効率的に充電できるため、利用者にとって非常に便利です。
利用可能な時間は、朝6:15から夜22:00まで。電気自動車の充電規格「CHAdeMO」に対応したお車をお持ちの方なら、どなたでも利用可能です。ただし、一部の車種においては充電できない場合もありますので、事前にご確認いただくことをおすすめします。
料金体系は従量課金制となっており、具体的な料金についてはPowerXアプリを利用して確認できます。これにより、充電利用者は手軽に充電サービスを受けることができます。
さらに、鉃鋼ビルディングは、脱炭素社会に貢献するための取り組みも行っています。実は、2021年から同ビルで使用される電力はすべて再生可能エネルギー由来に切り替えられており、カーボンフリーな充電が可能です。環境への配慮が常に考えられているこの充電ステーションは、今後ますますのEV普及を後押しすることでしょう。
パワーエックスは、今後もアウトドアやイベントなど様々なシーンで利用できるEV充電インフラの拡充を目指しており、電気自動車の利用促進に寄与することを宣言しています。これにより、脱炭素社会の実現に向けた一歩を踏み出すことができるのです。
このように、「鉃鋼ビルディング」に設置されたEVチャージステーションは、利便性と環境への配慮が組み合わさった先進的な取り組みとして、東京の交通インフラにおいて重要な役割を果たすことでしょう。