MWCバルセロナ2025:フジクラの新たなミリ波製品を発表
2025年3月3日から6日までの間、スペイン・バルセロナで開催されるモバイル業界の最大イベント「MWC(Mobile World Congress)」の一環として、株式会社フジクラがミリ波関連製品の展示を行います。ここでは、注目の製品や技術について詳しく解説していきます。
28GHzミリ波アンテナボード
フジクラが誇る新たに開発された48GHzミリ波アンテナボードは、8x8のアレイアンテナを搭載し、前述のビームフォーマICや周波数変換IC、バンドパスフィルタ、さらにはコンバイナ/スプリッタも一体化されています。この特徴により、5Gミリ波基地局の設計がこれまで以上に容易になり、設置コストを大幅に削減できるのです。
さらに、このボードにはBtoBコネクタ、位相同期ループ(PLL)、12Vの電源ICが統合されており、より高い信号品質と信号処理の簡素化が実現しています。デモでは「キャリブレーションフリービームフォーミング」を行い、その優れたビームパターンを実際に体感していただける機会を提供します。
60GHzミリ波無線通信モジュール
さらに、60GHzミリ波無線通信モジュールが、低遅延での高画質映像の伝送デモを行います。これにより、伝送された映像を見ながら簡単なゲームを操作し、高画質でスムーズな操作感を実際に体感可能です。このモジュールは、免許不要な60GHz帯を活用しており、複数の通信機器の開発が期待されています。特に、500mの距離で1Gbps以上のスループットを実現し、ミリ秒単位の低遅延という課題をクリアしています。これにより、通信技術の新たな進化を促進します。
展示会の詳細
MWCバルセロナ2025では、フジクラのブース「Hall5 5C81」にて、これらの製品を直接ご覧いただけます。新技術や製品を体験できる貴重な機会ですので、会場にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。
まとめ
MWCバルセロナ2025への出展を通じて、フジクラは最先端のミリ波技術の可能性を広げ、次世代通信の発展に寄与します。フジクラの製品を通じて、未来の通信インフラの一端を垣間見ることができるでしょう。関連情報や詳細については、フジクラの公式ウェブサイトをご覧ください。
フジクラミリ波製品サイト
MWCバルセロナの公式サイト