スミッシングな都市を描く
2025年10月21日、JPI(日本計画研究所)が主催する特別セミナー「未来の都市づくりに向けた新たな挑戦」が開催されます。このイベントでは、株式会社三菱地所設計の東北支店長でデザインスタジオ兼務の加藤匠氏が登壇し、次世代モビリティシステム(SMS)について深く掘り下げます。
セミナーの概要
このセミナーは、都市・建築・人という視点から次世代のモビリティの進化を考える絶好の機会です。加藤氏は、空飛ぶクルマの開発にとどまらず、SMSを起点に新たな都市や建築の可能性を模索することが目的としています。この取り組みは、現代の都市が抱える課題を解決するための重要なステップになるといえるでしょう。
じつは、2021年頃から、三菱地所設計はSMSという概念を掲げ、建築設計の観点から都市の在り方を見直すプロジェクトを進めてきました。その中でも特に注目されているのが「Modular VTOL System」です。このシステムの導入により、空間利用が抜本的に見直されるだけでなく、まちの風景が劇的に変わる可能性があります。
次世代モビリティMeets 新しい建築構造
Modular VTOL Systemは、空を移動することを前提にした都市建築の新たなスタイルをさらに強化します。加藤氏は、1階や屋上を利用した人流や物流の最適化を通じて、建物の自由度を高め、誰もが快適に過ごせる都市空間の形成を発表予定です。例えば、超高層ビルの中間階にアーバンスペースを設けることや、歩行が困難な方々の避難方法を改良する新しい都市像など、具体的なビジョンについても触れられます。
講義内容のハイライト
セミナーでは、以下の重要なトピックが扱われます:
- - SMSコンセプトの詳細
- - SMSファミリーの紹介
- - 複数のプロダクト概要(Kickboard Scooter、Trunkbot、Podbusなど)
- - 新しい都市像の醸成のためのBuilding Typologyの変革
人脈の拡大とビジネスチャンス
さらに、セミナーの終了後には名刺交換や交流会の時間も設けられており、講師や他の参加者と深い人脈を築く貴重な機会となります。この交流の場が新しいビジネス創出につながることは間違いありません。
受講方法と参加費用
受講する方法は、会場受講、ライブ配信、もしくはアーカイブ配信から選択可能。さらには配信期間中は何度でも視聴ができるので、自分のスケジュールに合わせて柔軟に参加できます。受講料は、1名あたり37,830円(税込)、2名以上での共同申し込み時には32,830円となります。地方公共団体の方は特別価格で参加可能です。
参加申し込み
興味をお持ちの方は、下記のリンクより詳細を確認し、お申し込みをお願いいたします。
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JPIが誇るこのセミナーは、単なる情報提供では終わらず、実際に現場で活発に議論されている内容を基にしているため、これからの都市改変の現実をより身近に感じられる内容となっています。都市の未来を知り、考え、共に創造する一歩を踏み出してみませんか?