細川俊夫の音楽創造50年を振り返る古希記念コンサート
2025年10月12日(日)、東京の赤坂に位置するゲーテ・インスティトゥートで、作曲家細川俊夫氏の古希を祝う記念コンサート『細川俊夫 古希記念コンサート 50年のうつろひ』が開催されます。この公演は、細川氏の70歳の誕生日を祝う特別な意味を持つもので、彼の音楽活動の足跡を辿る貴重な機会となります。
イベントの背景
細川俊夫氏は、音楽界での重要な地位を築いてきた作曲家で、今夏には新国立劇場にて新作オペラ《ナターシャ》の世界初演を成功させたばかりです。今回のコンサートは、彼の53年間にわたる音楽活動の集大成を示すものであり、特にBBVA Foundation Frontiers of Knowledge Awardの「音楽とオペラ部門」を受賞したことを記念する一環でもあります。
コンサートでは、細川氏が信頼を寄せる多数の演奏家たちが集い、彼の作品を披露します。その中でも、ヴァイオリニスト毛利文香が演奏する彼の1978年の初期作品《ウィンター・バード》や、サクソフォン奏者大石将紀による《時の深みへ》のサクソフォン版世界初演、その他の作品が取り上げられます。これにより、約50年にわたる細川氏の音楽の旅が一堂に会し、彼の創作の軌跡を体感できることでしょう。
プログラムの詳細
具体的なプログラムには、以下の楽曲が含まれています。
- - 《ウィンター・バード》(1978): 無伴奏ヴァイオリンのための - 演奏: 毛利文香
- - 《メロディア》(1979): アコーディオンソロのための - 演奏: 大田智美
- - 《線 I》(1984/86): フルートのための - 演奏: 上野由恵
- - 《時の深みへ》(1994/2025): サクソフォンとアコーディオンのための(サクソフォン版世界初演)- 演奏: 大石将紀、アコーディオン: 大田智美
- - その他の作品: エクスタシス(脱自)(2016/2020)や、アンサンブル演奏も予定されています。
この演奏会では、細川氏の音楽に精通したメンバーが集結し、彼の音楽がどのように発展してきたのかをクリエイティブに示すことが期待されています。特に、細川氏が重視している東洋の文化や、現代の社会的なテーマを反映した作品が多く取り上げられる予定です。
出演者について
コンサートには以下の有名な演奏者たちが参加します:
- - 毛利文香(ヴァイオリン): 数々の国際コンクールで受賞歴のある実力派。
- - 大田智美(アコーディオン): 現代音楽の普及にも貢献するアコーディオン奏者。
- - 上野由恵(フルート): 受賞歴多数のフルート奏者で、最近の作品に感動を与えています。
- - 大石将紀(サクソフォン): 現代音楽の分野で幅広く活躍。
- - 国立音楽大学打楽器アンサンブル: 最前線で活動する若手打楽器奏者によるアンサンブル。
- - 指揮: キハラ良尚、若手指揮者として注目されています。
チケット情報
チケットはカンフェティで購入可能で、一般料金は4,000円、25歳以下は2,000円(全席自由・税込)です。公演は総じて約2時間の内容となり、開演は16:00ですので、早めの来場をおすすめします。とはいえ、当日券は500円増しとなりますので、ぜひ事前にご購入ください。
詳細情報屋
チケット購入方法や詳しい情報は、カンフェティ公式サイトをご覧下さい:
カンフェティ
この特別な記念コンサートは、細川俊夫氏の音楽の魅力を堪能できる絶好の機会です。音楽ファンの皆様はぜひ足を運んでみてください。