治安悪化と防犯
2025-07-23 12:26:18

治安悪化が進む中、安心を守るための防犯対策とは

日本の治安が悪化する中での防犯対策に関する最新の調査結果



このたび、セコム株式会社が実施した『日本人の不安に関する意識調査』から、近年の治安状況や人々の防犯意識が浮き彫りとなりました。調査によると、最近3年間の犯罪件数について「増えていると思う」と答えた人が86%に達し、今後の治安についても88.4%が「悪化すると思う」と感じています。これは、セコムの調査開始以来、過去最高の数字であり、特に注目すべき点です。

増え続ける犯罪件数



警察庁の発表によると、2024年の刑法犯認知件数は前年比で4.9%増の73万7,679件と予測され、2022年から3年連続で増加しています。この背景には、闇バイトによる強盗や特殊詐欺といった事件の頻発があり、生活者の体感治安に不安を与えています。

最近1年の間で最も不安を感じた事件としては、あおり運転や逆走などの交通トラブル(34.0%)、闇バイトによる強盗(33.8%)の順に多く、治安の悪化に影響を与えています。また、これらの事件に対する警戒心から、「トクリュウ」と呼ばれる匿名の犯罪グループに対する認識が低いことも見受けられ、65%の人がその存在を知らないという結果が出ています。

防犯対策は十分か



一方で、実際に防犯対策を行っているかという質問には、63.8%以上の人が「防犯対策をしていない」と回答しました。その理由としては、具体的な対策方法が分からない(36.7%)、費用がかかる(20.4%)、これまで危険を感じたことがない(16.6%)という結果が挙げられています。特に、具体的な方法が不明な点は、実行されるべき防犯対策が行われていない原因ともいえます。

不在時や在宅時の防犯不安



防犯に関する不安では、特に長期にわたる不在時の防犯対策に対する意識が重要です。長期の不在時に「不安がある」と感じている人は全体の53.8%で、最も多い不安内容として「鍵の閉め忘れ」が66.9%を占めました。一方、在宅時の不安では「突然の来訪者」が71.9%を占め、注意が必要な結果となっています。

セコムの防犯アドバイス



防犯の専門家であるセコムIS研究所の濱田宏彰氏は、以下の防犯対策を提案しています。

1. 鍵の掛け忘れ防止: 外出前には必ず施錠を確認し、補助錠を活用することで侵入を防ぎます。
2. 在宅の装い: 夜間は照明をタイマーで点灯させ、在宅に見せかける工夫を行います。
3. 訪問者の確認: 突然の来訪者に対してはドアチェーンを利用し、モニター付インターホンで確認することをお勧めします。
4. 近隣への連絡: 不在の期間を近所や親族に知らせ、何かあった際の連絡先を共有しておくと安心です。
5. SNS上の注意: 旅行中のリアルタイム投稿は避け、帰宅後に行うことも忘れずに。

このような対策を講じることで、少しでも安心して生活できる時間を確保してほしいと思います。治安が悪化する中で私たちができる防犯対策を見直し、日常生活を安全に過ごすための意識を高めることが大切です。


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