栄養バランスを整えた食支援、日本最適化栄養食協会が全国へ提供
一般社団法人日本最適化栄養食協会(理事長:伊藤 裕)は、2025年の7月から8月にかけて、全国36カ所にあるフードバンク団体を通じて、約1.2万食の認証製品を提供しました。この活動は、「第9回フードバンクこども応援全国プロジェクト」として、子どもの貧困問題に対する支援を目的としています。
日本国内においては、厚生労働省のデータによると、17歳以下の子どもの貧困率は11.5%に達しており、約8.7人に1人が貧困状態にあると言われています。このような背景の中で、全国フードバンク推進協議会は、長期休暇中に食事が不足しがちな家庭の子どもたちへの食料支援を拡大するために、このプロジェクトを実施しました。
食品支援の具体的内容
当協会は、全国36のフードバンクに対し、年齢や性別、生活習慣に応じて栄養素が調整された「最適化栄養食」を6種類、約1.2万食分寄付しました。この食の支援が、生活に困難を抱える家庭にとって少しでも助けとなることを願っています。
【提供した認証製品の一部】
この種の食事は、一人ひとりの状況に合わせてバランスよく調整されており、栄養の偏りを防ぐ重要な要素です。今後も私たちは、必要とされる地域に向けて、さまざまな選択肢を持つ栄養バランスの整った最適化栄養食を継続的に提供していく方針です。
食の環プロジェクトとの連携
この活動は、食品ロスの削減、食品寄附の促進、アクセスの確保を目指す「食の環プロジェクト」と連動して実施されています。このプロジェクトは、地域のニーズに応える内容となっており、地域に根ざした食環境の改善につなげることを目指しています。
詳しくは、消費者庁の特設サイトをご覧ください。
食の環プロジェクトについて
日本最適化栄養食協会の概要
日本最適化栄養食協会は、個人の年齢や性別、生活習慣に基づいた栄養素のバランスを整えた食を提供することを目的としています。以下のような事業を展開しています。
1.
栄養設計基準の策定:最適化栄養食およびその評価に関する基準を整備します。
2.
製品認証:栄養設計基準に基づいた製品の登録や認証を行います。
3.
調査研究:栄養食に関する調査や研究に取り組みます。
4.
普及活動:最適化栄養食に関する情報を広めるための活動を実施します。
最適化栄養食認証マークについて
当協会の「最適化栄養食」認証マークは、栄養設計基準を満たす製品に与えられます。これにより、消費者は信頼のおける製品を選ぶことができるため、安心して日常的に利用することが可能です。
今後も日本最適化栄養食協会は、より多くの人々が栄養バランスを考慮した食事にアクセスできるよう、運動を進めてまいります。最新の情報については、当協会の公式ウェブサイトをご覧ください。
日本最適化栄養食協会