旅を通じて世界を結ぶ「星のや」新ロゴの魅力と歴史

「星のや」は、2025年にブランド創立20周年を迎える際に、ロゴを新たにリニューアルすることを発表しました。ブランドの新しいロゴには、旅を通じて人々を結ぶという想いが込められており、日本の伝統的な絞り染めからインスパイアを受けた「目結紋」が採用されています。

ブランドロゴのリニューアル背景

1914年に長野県軽井沢で開業した星野温泉旅館を起源に持つ「星のや」は、現在国内外に展開している人気のホテルブランドです。ブランドロゴに関するイメージ調査では、多くの海外の回答者が日本的な印象を抱いていることが明らかになりました。特に、日本以外では従来のロゴである月星紋のイメージが中東や中国、インドに関連付けられることが多かったため、それを踏まえた上で新たな象徴を模索しました。

この調査結果を背景に、「星のや」はさらなる進化を遂げるために、より多くの人々に親しみを持たれるロゴへと生まれ変わることを決定しました。

新しいブランドロゴと「目結紋」の意味

新しいロゴとして選ばれた「目結紋」は、絞り染め技法を表現しており、結びつきやつながりを象徴しています。絞り染めは布を糸で結び、その結び目が模様として浮かび上がる技術です。このロゴデザインは、訪れる人々がその土地の風土や文化を体験し、地元の人々とのふれあいを通じて結びつけられる旅を重視した「星のや」の理念を反映しています。

日本の家紋には多くの物語や歴史が込められており、社名やロゴに用いることは、日本文化を象徴する重要な要素となっています。「目結紋」の採用は、「星のや」がその文化を誇り、世界の人々を結ぶ場であり続けたいという願いを込めたものです。

今後の展望

「星のや」は、国内外の様々な風土や文化を体験できるユニークな宿泊体験を提供します。2025年には新ロゴを通じて、更に多くの人々との出会いとつながりを築いていく方針です。また、様々なテーマに基づいた非日常的な体験を通じて、各地の魅力を引き出していく取り組みを続けていきます。

例えば、星のや軽井沢や星のや京都、さらには海外の星のやバリや星のやグーグァンなど、各施設にはそれぞれ独自のストーリーとテーマがあります。これらの場所では、訪れた人々にその瞬間にしか得られない特別な体験を提供しています。

不変の想い

「その瞬間の特等席へ。」というブランドスローガンのもと、「星のや」は旅を通じて世界の人々を結ぶ役割を果たし続けることを目指しています。新しくなるロゴは、そんな「星のや」の信念を表現するシンボルとして、これからの展望を鮮明に示しています。旅を愛するすべての人々に、ぜひ新たな「星のや」の魅力を体感していただきたいと思います。