復曲能「わたつみ」福岡公演が地域文化の未来を照らす
伝統芸能の復活を通じて日本文化の大切さを再認識するイベント、復曲能「わたつみ」の福岡公演が2025年9月13日、14日に行われます。この公演は約1100年の歴史を持つ謡曲から派生したもので、海神を祀る志賀海神社に伝わる物語を基にしています。近年では、地域文化の再生や未来への祈りの場として大きな意義を持っています。
復曲能「わたつみ」とは
「わたつみ」は、室町時代に阿曇知家により作られた能楽の一つで、海の神々と人々との共生をテーマにしています。約1100年もの間、謡曲だけで受け継がれてきたこの作品は、8年前に一度復曲され、一部の観客に強い印象を与えました。2025年には、福岡・志賀海神社で奉納公演と大濠公園能楽堂での本公演が行われることが決まり、多くの期待が寄せられています。
公演の概要
- - 奉納公演:2025年9月13日(土)18:00〜 志賀海神社にて
観覧チケットは10万円から、無料観覧も可能です。
- - 本公演:2025年9月14日(日)13:30〜 大濠公園能楽堂にて
チケット価格は5000円から15000円です。
主催は「わたつみ」プロジェクト実行委員会で、実行委員長は伝統茶道の先代家元、中澤弘幸氏が務めます。
地域文化の継承
「わたつみ」福岡公演の実現には、地域の強いサポートが欠かせません。この公演の協賛は、単なる支援にとどまらず、地域文化の振興や継承に直結しています。協賛金は全額志賀海神社に奉納され、文化の存続や神社の修繕に使用されます。
協賛の種類には、10万円、20万円、30万円のプランがあり、それぞれチラシやサンプルの配布やアフターパーティーでの登壇機会などの特典があります。地域の皆様にとって、この取り組みが未来への架け橋となることを目指しています。
文化事業の重要性
ファーストイノベーションは、「つながり応援」プロジェクトの理念を基に、日本各地の文化・伝統を次世代に継承する支援を行っています。「わたつみ」の公演は、地域文化の復活や発信に寄与する重要な機会です。私たちは、公演情報を広く伝えることで、地域文化と観客とのつながりを深め、今後の活動につなげていく考えです。
地元の信仰とその意義
志賀海神社は、全国の海神社の総本社であり、日本の国歌『君が代』の発祥地としても知られています。古くから人々の航海の安全を見守り続けてきたこの神社は、地域住民にとってただの観光名所ではなく、人生の新たな門出を迎える場所としても大切にされています。公演を支えることは、日本民族の精神文化を次世代に引き継ぐ大切な営みでもあります。
私たちは、地域とのつながりを強めるこの素晴らしい機会を誇りに思い、全力で応援し続けます。公演の成功を共に願いながら、たくさんの方に足を運んでもらえることを期待しています。彼の地に伝わる文化が、次世代に受け継がれていくことを心から願います。
イベント情報
復曲能「わたつみ」に関する詳細や協賛の申し込みについては「わたつみ」プロジェクト実行委員会をご覧ください。