脱炭素化支援提携
2025-07-24 11:06:26

建設業界の脱炭素化を加速するリバスタとアスエネの業務提携

建設業界の脱炭素化を加速するリバスタとアスエネの業務提携



株式会社リバスタとアスエネ株式会社が最近、建設業界の脱炭素経営を支援するための業務提携契約を締結したことが発表されました。この提携により、リバスタが提供するCO2排出量の算出・可視化クラウドサービス「TansoMiru(タンソミル)」とアスエネの「ASUENE(アスエネ)」が連携し、建設現場単位でのCO2データの管理が可能になります。

提携の背景


2050年に向けたカーボンニュートラルの目標が世界中で叫ばれる中、日本の国土交通省もグリーン社会実現への取り組みを強化しています。その現状の中、建設業界においてもCO2排出量の可視化と削減は急務となっています。入札段階や施工後の施工評価において、CO2排出量の扱いが重要視される動きも高まっており、企業は自社だけではなくサプライチェーン全体でのCO2排出量の管理が求められています。

とはいえ、各建設現場でのCO2排出量データの収集や分析は煩雑で、特に多くの現場を持つ企業ではその業務負担は増大していました。このような課題を解決するために、リバスタとアスエネは協力し、効率的なデータ管理の仕組みを構築することに至りました。

業務提携の内容


リバスタは2022年から大成建設との共同開発により、「TansoMiru」を展開しており、これまでに産業廃棄物の管理や電力使用に伴うCO2排出量の自動算定機能を提供しています。一方、アスエネも幅広い業界に向けたクライアントのCO2排出量を見える化し削減する仕組みを持っています。

今回の提携により、リバスタの「TansoMiru 管理」とアスエネの「ASUENE」とのデータ連携が実現し、それぞれのサービスの強みを生かして、建設業界のクライアントに対する脱炭素経営の支援が強化されます。データを一元管理することで、業務の効率化や分析精度の向上が期待されます。

両サービス導入によるメリット


この連携により、以下の3つのメリットが得られます。

1. 業務効率の向上: 各建設現場の電力使用量や燃料消費量を一括で管理でき、集計作業の負担を大幅に軽減します。

2. 正確性の向上: 手作業による誤入力のリスクを減らし、算出されたデータの精度が向上。これにより、信頼性の高い情報を基にした報告が可能になります。

3. 環境目標達成の加速: 各現場のCO2排出量を迅速に可視化し、改善策を早急に検討・実施することができるようになります。

総括


アスエネの西和田 CEO は、構造的な課題として多くの条件が異なる建設現場のデータ管理の煩雑さを指摘し、リバスタとの提携によって業務の効率化とコスト削減が実現することを期待しています。リバスタの高橋代表も、この提携が建設業界の脱炭素化に向けた重要な未来の一歩になると述べ、持続可能な社会の実現に貢献することを表明しました。

今後も両社は協力し、建設業界のさらなる脱炭素経営の推進に向けた取り組みを進めていく予定です。サービス提供は2025年に開始予定で、その進展が期待されます。


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