セキトオ・シゲオ『ザ・ワード II』の新ミュージックビデオが遂に公開
日本のエレクトーン奏者、セキトオ・シゲオによる代表曲『ザ・ワード II』の新しいミュージックビデオが、音楽レーベルJ-DIGS(日本コロムビア)と映像制作集団OverLightShowとのコラボレーションで公開されました。
この作品は、1970年代のリキッドライト技術を使い、懐かしさと現代の技術を融合させた内容で、視覚的にも聴覚的にも没入感を与える仕上がりとなっています。
作品の背景とこだわり
『ザ・ワード II』は、エレクトーンの練習曲として誕生しましたが、近年では香港出身のシンガー、Mac DeMarcoやアメリカのラッパーTravis Scottによって引用されたことにより、国境を越えて多くのファンに愛されてきました。
新しいミュージックビデオでは、オリジナルに尊敬を表しつつも、また新たな解釈で『ザ・ワード II』の世界を描写しています。映像を手がけた大場雄一郎氏は「言葉(Word)と光(Light)の両方を駆使して、その宇宙を編むように作り上げました。」とコメントしており、自身たちの技術に誇りを持って制作に臨んだことが伺えます。
リキッドライト技術とは
リキッドライトとは、油彩や染料を用いて幻影のような視覚効果を生み出すアナログ技術で、1970年代にライブパフォーマンスの分野でもあった手法を基にしています。このビデオでは、オリジナルのリキッドライト・リグで撮影された映像が8K解像度で記録されており、当時の質感を余すところなく再現しています。
セキトオ・シゲオの魅力
セキトオ・シゲオは、日本のエレクトーン音楽界で確固たる地位を築いてきたアーティストであり、以前から様々なアーティストたちに影響を与えてきました。彼の作品、特に『ザ・ワード II』は、電子音楽、ヒップホップ、バレアリックなど様々なジャンルに活かされ、国際的にも高く評価されています。
最近のリリースでは、彼が1975〜77年に発表した『華麗なるエレクトーン Special Sound Series』のリイシューが予定されており、これもまた注目を集めています。
まとめ
『ザ・ワード II』の新しいミュージックビデオが公開されたことで、セキトオ・シゲオの音楽や影響力が多くのリスナーに再認識されることとなりました。視覚的にも楽しめるこのビデオは、音楽の持つ力を新たに感じさせてくれます。ぜひ、彼の公式YouTubeチャンネルでその魅力を体験してみてください。
ミュージックビデオはこちら!
この作品は、音楽ファンにとって一見の価値があるもの。新たな世代のリスナーにも響くこのビデオを通じて、セキトオ・シゲオの魅力を改めて感じてみてはいかがでしょうか。