自然との共生を目指す
2025-10-05 11:34:23

唐津Farm&Food、自然共生サイト認定式で活動を全国展開

唐津Farm&Food、自然共生サイト認定式で活動を全国展開



2025年9月30日、東京の砂防会館で行われた「自然共生サイト認定式」に、NPO法人唐津Farm&Foodが出席しました。この認定を機に、彼らは自然共生サイトとしての取り組みを強化し、地元の生物多様性の保全と地域循環の活動を全国的、さらに国際的に発信することを目指しています。

自然共生サイト制度とは


「自然共生サイト」とは、日本の環境省が創設した制度で、生物多様性の保全に取り組む民間の活動を認定しています。2023年の制度開始以来、特に2025年4月施行の生物多様性増進活動促進法によって活動計画の認定や手続きの簡素化が進むことで、地域ごとの取り組みがより効果的に進められるようになりました。

唐津Farm&Foodは、この制度に則り、地元の自然や景観、暮らしを未来へつなぐ活動を展開しています。この活動を通じて、地域の住民との交流を深めることができ、唐津市の豊かな環境をより多くの人に知ってもらう機会を得ることができます。

地域から全国へ


1930年に向けて、唐津市相知町横枕の里山では、「自然共生サイト米」というプロジェクトが進行中です。この米は、地域の住民と協力して生産され、持続可能な農業を実践しています。耕作放棄された田んぼを再生し、稲と多様な生きものが共存する環境を育てることで、栄養価の高いお米が生産されています。

また、唐津南高校と連携した「唐津ミツバチプロジェクト」は、食と環境を考えるワークショップを通じて次世代の人材育成を図ると同時に、地域の価値を広める取り組みとしています。さらに、このプロジェクトは、2027年に横浜で開催されるGREEN×EXPO 2027の全国連携プログラムにも登録され、全国的な注目を集めつつあります。

地域の取り組みを世界へ


NPO法人唐津Farm&Foodは、特に「ネイチャーポジティブ」という理念を掲げ、様々な活動を展開しています。2024年には「ネイチャーポジティブ宣言」を行い、自然との共生の重要性を地域住民や企業に訴えています。また、相知町横枕が国際データベースに登録されたことも含め、国際的に認められる取り組みを推進しています。

このように、唐津Farm&Foodは地域の自然環境を守りながら、持続可能な社会づくりに向けた努力が評価されているのです。彼らの挑戦は、地元の未来を守るだけでなく、地域の魅力を全国に広める大きな力になるでしょう。

展望と協働の重要性


唐津Farm&Foodは、地域の里山や里海を舞台にした取り組みをさらに深化させると共に、様々な企業や自治体、学校、研究機関との協力を進めています。今後は調査、教育、商品開発、観光、技術支援を連動させ、地域循環型の社会を目指して、具体的なアクションを起こしていく態勢を整えています。2030年のネイチャーポジティブの実現に向けての明確なビジョンを持ちながら、確かな成果を地域から発信していく計画です。これからの唐津Farm&Foodの活動に目が離せません。


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