東京カレンダーが地域の魅力を引き出す新プロジェクトに着手

地域「艶力」創造プロジェクトが始動

株式会社読売広告社（YOMIKO）は、全国の地域活性化の先駆けとして、新たに“地域「艶力」創造プロジェクト”を発表しました。このプロジェクトは、月刊誌『東京カレンダー』との連携により、地域の魅力を深掘りし、その魅力を効果的に発信することを目的としています。プロジェクトの第一弾として、山梨県北杜市を選び、地域の新たな魅力を発見するためのプロモーション活動をスタートさせました。

プロジェクトの背景

2024年には、訪日外国人の旅行者数が過去最高の3,687万人に達する見込みですが、一方で、地域においては観光客を十分に集められないという課題があります。この”オーバーツーリズム”が発生している都市と、魅力がありながら訪れる人が少ない地域との間に明確なバランスの欠如が指摘されています。このため、単なる観光客の誘致だけでなく、地域に対するさまざまな関わり方を持つ「関係人口」の増加が必要とされています。

冬の北杜市を観光地として再評価

北杜市は、都心から約2時間の距離に位置し、夏は多くの観光客が訪れる人気のスポットですが、冬の観光地としてはそのイメージがあまり確立されていないのが実情です。そこで、冬の北杜市の魅力を引き出し、多くの人々にその良さを知ってもらうためのプロジェクトが立ち上げられました。具体的には、北杜市が持つ特別な魅力や日常の風景を新たな視点で再評価し、それをメディアを通じて広める試みとなります。

開発のプロセス

プロジェクトは、複数のステップで進行しました。まずは、北杜市の持つ魅力に関する徹底的な調査を行い、観光課とも連携して現地視察を行いました。この視察では、地域の観光資源やアクティビティを体感しながら、どのような冬の魅力を訴求すべきかを考えました。

次に、YOMIKOのCIVIC PRIDE®コンサルタントと、『東京カレンダー』の編集者がワークショップを開き、地域住民とともに冬の観光誘致のためのマーケティング戦略を検討しました。その結果、「冬の北杜市で知る贅沢の本質」という新たな観光コンセプトが誕生しました。これにより、北杜市が「高感度な大人を惹きつける場所」として再定義され、夏とは異なるターゲット層を狙うことが可能になったのです。

魅力の発見と地域づくりの展望

プロジェクトを通じて、私たちは冬の北杜市が提供する特別な体験や、美しいアートが集まる場所としての側面を見つけ出しました。これにより地域全体の価値を再評価し、他の観光地とは異なる独自の魅力を強調することが可能となります。

また、地域の持つ「艶力」を発見・発信することを目的とする本プロジェクトは、単なる観光朋造に留まらず、地域全体の持続可能な経済循環を支えることも目指しています。これにより、地域社会全体が成長し、より多くの人々に愛される場所へと進化することが期待されています。