インクルーシブお笑いライブ
2025-09-01 16:46:44

重症児家族も楽しめるインクルーシブお笑いライブ「ばくわら」開催レポート

第2回インクルーシブお笑いライブ「ばくわら」レポート



2024年8月31日、東京都江戸川区にあるCOCOLON BASEにて、重症心身障がい児とその家族、および一般参加者を対象としたインクルーシブお笑いライブ「ばくわら」が盛況に開催されました。本イベントは特定非営利活動法人EPOの主催で、計6組22名の聴衆が笑いの空間を共に楽しみました。

イベントの背景



近年、お笑いイベントが身近に開催されていても、会場の設備やアクセスの面で多くの障害を抱える方々が参加しにくい環境が多いのが現状です。特に、車いす専用席が舞台から遠くに位置している場合や、おむつ交換、医療デバイスの利用に関する心配から、参加を躊躇う方も少なくありません。そこで、EPOは「障がいの有無にかかわらず、誰もが楽しめる場を提供したい」という思いから、このイベントを企画しました。

イベントの魅力



本イベントでは、あらゆる年齢、性別、背景を持つ参加者が集まり、活気あふれる笑いの空間が生まれました。会場であるCOCOLON BASEは医療的ケアや医療デバイスの電源確保、おむつ交換など、参加者にとって必要な設備が整っており、安心して楽しめる環境を提供しました。

協力いただいた芸人たち



特に注目を集めたのは、各出演者による多彩なお笑いパフォーマンスです。まず、インドと日本のハーフであるチャパティさんが登場し、明るい雰囲気で場の空気を和ませました。続いてイヌコネクションが独特なキャラクター「生乾木 濡彦」を駆使して、参加者とのコールアンドレスポンスを披露し、会場全体を盛り上げました。また、かごしま太郎が音楽に乗せた楽しいネタを披露し、笑いの渦を生み出しました。

参加者を巻き込む特別企画



さらに、特別企画として実施された「ショートコント・オチ当てクイズ」も高い評価を得ました。芸人たちがショートコントを披露し、観客がそのオチを当てるという形式で、参加者と芸人たちの掛け合いが笑いを引き出しました。わかりやすいオチから、意外性のある難しいオチまで、バラエティに富んだ内容で観客を楽しませました。

今後の展望



EPOでは今後も「ばくわら」のようなイベントを継続し、さらに重症心身障がい児やその家族、支援者との交流の機会を増やしていく方針です。次回のイベントは9月21日に予定されている「COCOLONプラネタリウム」。

インクルーシブな環境での楽しい経験を通じて、重症心身障がい児とそのご家族の生活をより豊かにするための活動を引き続き進めてまいります。

COCOLONとは、重症心身障がい児に特化したコミュニティであり、交流の場、学びの場、楽しみの場を提供しています。今後もぜひご注目ください。

詳細については、COCOLONのウェブサイトをご覧ください。


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