2026ものづくり川柳大賞、入選作と佳作が発表!
日本能率協会コンサルティング(JMAC)が主催する、「2026ものづくり川柳大賞」の入選作品と佳作が発表されました。応募総数504句の中から、審査を経て選ばれた入選作5句と佳作9句は、ものづくりの現場で生まれたユーモラスな作品ばかりです。
入選作品の紹介
大賞には、サンエイ糖化の山口 潔さんの「ベテランの異音に聞こえる熱い指示」が選ばれました。この作品は、熟練の技術者からの指示が意外と耳障りに聞こえるというユーモアが込められています。
選評では、指示の重要性とその伝え方の難しさが語られており、職場におけるコミュニケーションの大切さを再認識させてくれます。
続いて、
優秀賞に選ばれた2作品は、デンソーの植山 恵成さんの「まだいける粘った結果が大停止」と、ブリヂストンフローテックの大井 昭人さんの「まだ動く設備の高齢恒例化」です。前者は、思い切った粘りが企業の危機を招くことがあるという警鐘が、後者は高齢設備の重要性を面白おかしく表現しています。
特別賞には、住友ファーマの河野 敬太さんが「AIに負けぬ経験爺PT」で受賞。この句は、経験による知恵が最新のAIに勝るというメッセージが込められており、業界の技術者が抱える誇りやプライドを感じさせます。
さらに、AI選考賞として注目されたのは、リョービの原田 武和さんの「新品を作る機械は骨董品」。AI選びという珍しい視点から、古い機械の奮闘を称えており、時代の流れを感じさせます。
佳作作品の紹介
佳作も注目の作品が揃いました。中でも、国立印刷局の村西 政美さんが詠んだ「ミャクミャクと引き継ぐ技術のバトンパス」や、東洋理工の阿野田 靖之さんの「手を焼いた設備の引退回想し」などは、ものづくりの現場ならではの感情が溢れています。
今回の川柳大賞は、単に業務を表現するだけでなく、職場での人間関係やコミュニケーションに光を当てる内容が多く見受けられました。川柳の形式を通じて、ものづくりの現状や課題、喜びや苦悩を独自の視点で描くことができる素晴らしい機会ともなっています。
表彰式について
入選者の表彰式は2026年2月20日、新横浜プリンスホテルにて行われます。このイベントでは、JMACの代表取締役社長である大谷羊平氏が入選者へ賞状や副賞を贈呈します。当日は、受賞作品がイラスト付きのポスターとしてもお披露目されます。
さらに、受賞した作品はホームページに掲載されると共に、ポスターのPDFデータがダウンロード可能になる予定です。この機会に、ぜひ川柳の世界に触れ、ものづくりの現場の声を感じてみてはいかがでしょうか。
川柳大賞の歴史
この川柳大賞は、1997年に始まり、JMACが展開する月刊誌『TPMエイジ』から派生した企画です。これまでに多くの職場の思いや経験がユーモアたっぷりに表現されてきました。川柳を通じたコミュニケーションの重要性を再認識し、ものづくりの現場を支える人々の心に触れることができる素晴らしいイベントです。
技術の進化と共に変わるものづくりの現場で、ユーモアのある表現は一層貴重なものと言えるでしょう。ぜひ、これからも川柳大賞を通じて、多くの人々とその魅力を共有していけることを願っています。