岡山大の科学体験
2025-08-28 02:32:32

岡山大学が子どもたちに科学の楽しさを伝える「おもしろ体験でぇ~」

岡山大学が子どもたちに科学の楽しさを伝える「おもしろ体験でぇ~」



2025年7月25日、岡山リサーチパークにて、岡山大学の総合技術部が主催する「ひらけ!好奇心のとびら!」をテーマにした科学イベントが開催されました。このイベントでは、子どもたちが科学を身近に感じ、楽しめるようにとして展開される様々な体験が用意されました。特に注目されたのは、「クロマトアートでしおり作り」のコーナーです。

クロマトアートとは?



「クロマトアート」は、色素が水中で分離する現象を利用したアート制作の方法です。参加した46人の子どもたちは、カラフルな水性ペンを使って、自分だけのしおりを作る体験をしました。まず最初に、クロマトグラフィーについての簡単な説明があり、その後実際に色水を使って実験を行いました。

子どもたちは、スポイトで水を加えると、ペンの色がどのように広がって模様になるかを見守り、興味津々で観察していました。色素が分離していく様子は、想像以上に美しく、それぞれが個性的なしおりを完成させていきました。

科学の楽しさを伝える取り組み



この活動を担当した安信香苗技術専門職員は、「子どもたちが日常に隠れた科学や技術を感じることができたら嬉しい」と語ります。また、子どもたちにとっては少し難しく感じるかもしれない言葉も、身近な材料での実験によって親しみやすくなっていることを強調しました。実際、自分の手で作ったしおりには、達成感やわくわく感が溢れ、自然と科学への好奇心を育むきっかけとなることでしょう。

このイベントは、次世代の子どもたちが科学に触れ、その魅力を感じるために設けられたものであり、岡山大学が地域貢献の一環として推進している活動でもあります。地域の子どもたちが、科学に興味を持ち、さらなる学びへと繋がっていくことを願いながら、岡山大学は今後も積極的にこうした取り組みを続けていくことを発表しています。

大学としての未来を見据えた活動



岡山大学の総合技術部の本部長である佐藤法仁副理事・副学長はイベントについて、「子どもたちに直接科学の楽しさを伝えることができたことは、私たち大学にとっても大きな喜びです。これを契機に、地域との連携を強化しながら、未来を見据えた人材育成を進めていきたい」とコメントしています。

このように、岡山大学はただの教育機関ではなく、地域社会に根ざした活動を展開し、次世代を担う子どもたちの育成に寄与しています。今後もさらに多くの子どもたちが参加し、科学の楽しさや大切さを体験できる機会が増えていくことが期待されています。

「おもしろ体験でぇ~」は、ただのイベントに留まらず、未来の科学者たちにとっての新たな出発点となることでしょう。地域に根ざした研究大学として、岡山大学が引き続き教育だけでなく、地域貢献にも注力していく姿勢には大いに期待が寄せられています。


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