AIとJVの新たな共創プログラム
株式会社メディアインキュベートが、事業承継に関する深刻な問題に対処するための新プログラム『AI×JV共創プログラム』を発表しました。本プログラムは、同社が提供している三つのサービス、JV創出支援の『JV Impact Partners』、ビジネス現場へのAI導入を推進する『AIBizImpact』、そして買い手特化型のM&A支援『M&Aバイサイドパートナーズ』を統合したものです。これにより、企業の後継者不足を解消しつつ、持続可能な成長を実現することを目指します。
事業承継問題の背景
日本では高齢化社会の進行とともに、企業での後継者不足が深刻化しています。その結果、黒字経営であるにもかかわらず後継者不在のために廃業する企業が増加する「黒字廃業」が懸念されています。さらに、多くの企業が成長に苦しむ中、新規事業や第二創業への取り組みが求められているのが実情です。
特に大手企業においては、異業種との連携を進めることが求められている一方で、スタートアップとの接点構築には課題が残っており、企業間の協力関係を築く新たなプラットフォームのニーズが高まっているのです。
プログラムの全体像
『AI×JV共創プログラム』は、以下の四つのサービスを有機的に連動させ、事業承継企業に対してトータル支援を行います。
1. ### JV Asset Mapping
新たに提供されるこのサービスは、企業が保有する経営資源や技術、ビジネスネットワークを可視化し、企業の資産を整理します。具体的な流れとしては、経営方針やビジョンを把握した上で、各種資産を棚卸しし、JVに向けた活用モデルを設計。最終的には「資産マップ」を作成し、共有します。
2. ### AIBizImpact
このサービスでは、AI技術を活用して経営資産の管理と業務効率化を支援します。AI導入から社内への定着までをトータルサポートし、企業価値の向上を通じてJVにも魅力的なパートナーとしての姿を整えます。
3. ### JV Impact Partners
本サービスは、企業間の協業スキームを設計し実装まで支援します。異業種連携や技術パートナーシップを通じて、新たなソリューションや事業の立ち上げを促進します。
4. ### M&Aバイサイドパートナーズ
企業の事業承継や統合に伴う課題解決をし、買収戦略を成功に導くための支援を行います。JV以外の選択肢も含めて、最適なスキーム設計を提案します。
産業横断共創ラボとの連携
このプログラムは、メディアインキュベートが運営する『JV Impact Lab』とも連携し、100名以上の専門家から成るネットワークを活用します。オンラインでのアイデア創出や、事業化検討などを一貫して支援し、メディアの専門知識を活かして市場認知を向上させていきます。
具体的な特徴
このプログラムの特長は、資産の視覚化からAI活用、JV創出、M&A支援までを一貫して支援する点です。また、企業文化や雇用を守りながら、企業の持続可能な成長を実現することに主眼を置いています。60社以上へのメディア支援や、100回以上の勉強会開催の実績も支援に生かされています。
対象となる企業
プログラムは、業種や企業規模を問わず、以下のような企業に開放されています。事業承継問題に直面する中堅・中小企業や、異業種とのJVにより新市場開拓を目指す大企業、自社サービスを拡大するために大企業との連携を求めるスタートアップ等が対象です。
料金体系の説明
プログラムの料金体系は企業規模や支援内容に応じた柔軟なものとなっています。初回の相談は無料で行わえており、具体的なプログラム料金は個別に見積もられます。成功報酬型の料金体系も選択可能です。
代表取締役のコメント
浜崎正己代表は、「私たちは『こどもの未来のために、今何ができるか』という観点からこのプログラムを開発しました。M&Aではなく志を共有する企業同士が手を携えるJVを通し、より大きな社会的インパクトを見出すことが可能です」と述べています。
お問い合わせ
関心をお持ちの方は、メディアインキュベートへお問い合わせいただけます。初回相談を通じて、各企業に対して最適な提案を行っています。