自動運転物流革命
2025-10-30 09:31:48

自動運転トラックによる物流革命が始まる! F-LINEとT2がタッグで商用運行へ

自動運転トラックによる物流革命が始まる!



東京都中央区に本社を構えるF-LINE株式会社が、2025年11月から、同じく東京都千代田区の株式会社T2が国内で初めて開始する自動運転トラックの商用運行に参加することが発表されました。この運行は、関東と関西の区間で、F-LINEが扱う6つの著名加工食品メーカーの荷物を対象とし、自動運転トラックでの輸送を実現します。

F-LINEが取り扱うのは、味の素、カゴメ、日清オイリオグループ、日清製粉ウェルナ、ハウス食品、そしてMizkanといった、国内でも有名な食品メーカーたちです。彼らの多種多様な製品が、新たな物流の形で運ばれていくのです。

背景と目的



現在、日本の加工食品市場は緩やかに拡大していますが、トラックドライバー不足といった労働力の課題が深刻化しています。「2024年問題」と言われるこの事態は、多くの企業にとって急務の解決策を求めています。そこで、F-LINEとT2は、自動運転技術を活用し、より持続可能な輸送体制を構築しようとしているのです。

これを受けて、F-LINEとT2は、今年の2月から10月までの間に、実証プロジェクトを行ってきました。このプロジェクトでは、T2が開発したレベル2の自動運転トラックを用いて、6社の製品を実際に運搬するテストが行われました。日中・夜間の両方の時間帯で運行を行い、コストや効率を含むオペレーションの検証が進められました。

実証運行の成果



7月には、T2が国内で初めて商用運行を開始し、佐川急便や日本郵便など5社を対象としたレベル2自動運転トラックによる運用が実現しました。この成功を受けて、F-LINEは自社の運行ノウハウを活かし、6社の運送に参画することが決定されました。

11月20日からは、神奈川県の川崎物流センターから兵庫県の西宮物流センターまで、約510キロを自動運転トラックで定期運行する予定です。具体的な輸送内容には、うま味調味料やトマトケチャップ、ポン酢、食用油といった様々な食品が含まれています。これにより、製品の効率的な輸送が期待されています。

今後の展望



F-LINEとT2は、商用運行の実績をもとに、2027年から開始予定のレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスにも参画する方向で検討を進めています。この新たな技術がもたらす物流の未来像は、多くの企業や消費者に期待感を与えています。

自動運転技術は、物流の効率を飛躍的に向上させる可能性を秘めています。今後、自動運転トラックの導入が進むことで、日本の物流業界全体がどのように改革されていくのか、しっかりと注目していきたいものです。


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