舞台製作発表レポート
2025-11-26 18:32:28

舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』製作発表で語られた新たな挑戦と期待

舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』製作発表レポート



2026年の初頭に開幕予定の舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の製作発表がフランス大使公邸で開催され、多彩なキャストと特別な演出家が登壇しました。同作品は、日本を代表する作家・村上春樹氏による同名の小説を基にしており、全世界で初めて舞台化されると言います。期待が高まる中、藤原竜也を筆頭に、出演者たちが作品における自らの役柄や稽古の様子について語りました。

主役の藤原竜也は、自身が演じる“私”という役について、村上春樹の作品をフランスで上演することの意義を語り、舞台を通じてこの世界的文学を多くの人々に届けたいと熱意を述べました。「私」と「僕」、そして「影」という二つの世界がいかに交錯し、物語が進行していくのか、観客に見せるのが楽しみであると語っています。

一方で、森田望智は、自身が演じる二役についての思いを語りました。初めての舞台で、彼女にとって「彼女」の役は失ったものを体現し、「司書」は現実世界に生きるキャラクターとして意義深い存在だと考えています。稽古を重ねる中で、多面的な捉え方を模索している彼女は、新しい発見を日々感じています。

また、宮尾俊太郎は、自身の役である“世界の終り”の影について強く感じていることを語りました。自身がバレエダンサーであることを踏まえ、舞台における言葉とは異なる身体表現の重要性を訴えました。感情や内面的な表現が舞踊においてどのように機能するのか、自己の深層心理に対話しながら新しい挑戦が続いているそうです。

さらに、富田望生が演じる「ピンクの女」についても興味深いコメントが寄せられました。実際の稽古を通じて、彼女は小説に対する異なる解釈や意見が共鳴し合い、作品づくりにさらなるスパイスを与えてくれることを楽しみにしています。駒木根葵汰と島村龍乃介のWキャストとしての挑戦も注目され、彼らの間に生まれる新たな化学反応が期待されています。

演出家のフィリップ・ドゥクフレは、舞台化に際しての大きなプロジェクトについて熱く語り、村上春樹の作品がどのように舞台に具現化されるのか、試行錯誤の状態にあるとしつつ、観客に新しい体験を提供したいと意気込みを示しました。作品の魅力を引き出すために、俳優やスタッフとの強力なチームで取り組む様子がうかがえました。

こうして、多彩なキャストが揃い、稽古も進む中で、2026年1月10日からの東京公演に向けた期待がさらに高まっています。各地の公演も順次企画されており、ワールドツアーとしてシンガポール、中国、イギリス、フランスへの旅も控えています。日本以外の観客がどのようにこの舞台を受け入れるのか、今から楽しみです。

チケットの販売も開始されており、追加席の販売が発表される中、観客が期待を寄せる様子が目に浮かびます。ぜひこの機会に、舞台『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の新たな世界に触れてみてはいかがでしょうか。


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