AI時代のキャリア戦略を探る特別講義が立命館大学で開催
最近、立命館大学情報理工学部では、アンドドット株式会社による特別講義「AI時代の働き方・キャリアを考える」が実施されました。この講義は、今後のキャリア形成に向けた有意義な機会として、多くの学生が参加し、様々な知見を得ることができました。
アンドドット代表取締役の茨木雄太氏が登壇し、350社以上の企業や300以上の自治体でのAI支援の経験をもとに、AIの活用状況やキャリア戦略について解説しました。この講義は、三つの主要なパートに分かれて進行しました。
企業におけるAI活用の実態
最初のセッションでは、大手企業がAIをどれだけ活用しているのか、さまざまな活用パターンについて紹介されました。AIを企業全体の戦略に統合している企業から、特定部署でのみ使用している企業、さらにはルールもなく自由に使っている企業など、異なる実情が示されました。この情報は、企業の現場でのAI活用状況を理解するための非常に貴重なものだったと多くの学生が感じていました。
AIスキルピラミッド®の紹介
次のセッションでは、アンドドットが開発した教育フレームワーク「AIスキルピラミッド®」が解説されました。このフレームワークは、AIを活用するために必要なスキルを4層に分かりやすく体系化しています。データリテラシー、AIクリエイティビティ、AIプロンプトデザイン、テクニカルスキルの4つの層から構成されており、学生たちは、これからの時代にどのようにスキルを身につけるべきかを考える良い機会となりました。
グループワークで深めるキャリアの考察
最後に、学生たちはグループワークを通じて「AI時代の職種」を考えました。このワークでは、10年後にAIに取って代わられる職種と、逆にAIによって重要性が高まる職種を班ごとに議論しました。学生たちは自分の言葉でAI時代のキャリア仮説を築く中で、将来のキャリアについて真剣に考えるきっかけを得ました。
参加した学生のひとりは、「AIによって仕事がなくなるのではなく、仕事を再定義するという視点が印象に残った」と述べており、これまでの思考を再評価する契機となったようです。また、別の学生は「なぜその仕事が人間に必要なのかを考えることが大切であると気づいた」と語り、貴重な学びを得たことを明かしました。
今後の取り組み
茨木氏は、AI技術が進化する中で、「人の意識」が変化の鍵であると強調しました。企業現場でのAI活用支援を通じて、学生たちの意識も大きく変わりつつあることを実感しています。今後、アンドドットは大学や教育機関との連携を進め、学生がAIを実務で活用できるような場を提供していく計画です。教育と企業が協力し、次世代のAI人材を育成することで、AIが「当たり前のインフラ」として機能する未来を目指しています。
この特別講義を通じて、学生たちはAI時代に必要なキャリア形成の考え方や実践的なスキルを学び、未来への一歩を踏み出しました。今後もアンドドットは、ますます加速するAI導入社会に向けて、必要なスキルや知識の提供を続けることでしょう。