ORLIBの次世代電池
2026-07-10 09:46:47

ORLIB株式会社が先進のプレリチウム化シリコン電池技術を発表

ORLIB株式会社の最新技術



東京に本社を構えるORLIB株式会社は、プレリチウム化技術を用いた新世代電池の特許を日本に続き米国と欧州でも公開しました。この技術は、レアメタルを使わないリン酸鉄(LFP)電池のエネルギー密度を従来の高エネルギー電池並みに引き上げる可能性を秘めています。

プレリチウム化技術の特長


ORLIBが開発したコア技術、プレリチウム化技術は、負極の不可逆容量を完全に除去する画期的な方法で、加圧された電気化学的プロセスを用いています。このアプローチにより、以下のような利点が得られます。

  • - エネルギー密度が1.5倍以上に向上
  • - 高A/C比でリチウム不足を回避
  • - 大幅な出力&サイクル寿命の改善
  • - レアメタル不要でコスト削減が可能

これまでの負極では、不可逆容量の影響でA/C比を1に制限する必要がありましたが、この技術のおかげでA/C比を2から4に引き上げることができ、正極のリチウム容量を保持しつつ性能を向上させられます。

特許の詳細と実用化の見込み


今回公開された特許は、特に実用化が近い以下の構成に特化しています。
  • - 正極:リン酸鉄 (LFP)
  • - 負極:プレリチウム化シリコン系活物質
  • - A/C比:1.5以上

この組み合わせにより、低コストで高安全性を実現しつつ、EVや電力貯蔵用途において飛躍的な性能向上が期待されます。さらに、充放電サイクル寿命も大幅に改善されており、A/C比が2の場合は500~800サイクル、4の場合は2000~3000サイクルの性能を示します。

社会的な意義


このシリコンベースの技術は、材料コストが低い上、LFPおよびプレリチウム化シリコン電池は従来のLFP電池よりも経済的で、コバルト系電池に匹敵するエネルギー密度を持っています。これにより、EVの普及や再生可能エネルギーの導入拡大、資源問題の緩和に貢献できると期待されています。
今後、中国での特許公表も予定されており、世界的な展開が待たれます。

特許情報


  • - 日本:特許第7792739号
  • - 米国:US 2026/0171409 A1
  • - 欧州:EP 4734295 A1

ORLIB株式会社の概要


  • - 設立:2020年5月15日
  • - 所在地:東京都文京区本郷5-24-1
  • - 代表者:佐藤正春
  • - 事業内容:持続可能で豊かな社会を支えるための高エネルギー二次電池の開発および製品化
公式ウェブサイトはこちらです。


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