環境意識を高める新しい買い物体験「デカボマート」
2026年7月25日、26日に開催された「TOKYO GX ACTION MUSEUM」で、Earth hacks株式会社とVポイントマーケティング株式会社による新たな買い物体験「デカボマート」の実証実験が行われました。今回のプロジェクトの目的は、環境に配慮した商品の選択を促し、消費者のCO2排出量に対する意識を高めることです。
「デカボマート」の仕組みとは?
2日間のイベントでは、1,771名の来場者がこの新しい体験を試みました。デカボマートでは、商品のCO2排出量を「重さ」として表現することで、見えない環境負荷を目に見える形で体感させることを目指しました。商品を選ぶ際、来場者はその商品がどれだけ環境に影響を与えるかを直感的に理解することができるのです。
さらに、環境に配慮した商品を選んだ参加者にはVポイントが進呈され、このポイントシステムが購買動機を後押しする役割を果たしました。この取り組みを通じて、どのように生活者の購買行動が変わるのかを検証する狙いがあります。
アンケートで見えた意識の変化
実証実験の後、1,375名の参加者に対して行われたアンケート結果は驚くべきものでした。デカボマート体験前に、普段の買い物で環境負荷を意識していると回答したのは62.2%にとどまりましたが、体験後はなんと97.7%が「今後は環境負荷を意識して商品を選びたい」と回答しました。これにより、環境意識の向上が明らかになりました。
また、99.5%の参加者が「商品によってCO2排出量が異なることを理解できた」とし、99.1%が「CO2排出量を『重さ』で表現することは理解しやすかった」と回答したことは、視覚的な記号が理解を深める手助けになったことを示しています。
楽しい経験が生活者の選択を変える
この実証験を通じて、環境価値を「楽しく体験できる形」で可視化することが、単なる知識の伝達だけでなく、商品選択における新たな基準を形成する可能性を示唆しています。生活者は、ただ「正しいこと」として環境配慮を選ぶのではなく、「楽しい」と感じることで、自発的に行動する意欲が高まることが期待されます。
企業の声と今後の展開
Earth hacks代表の関根澄人氏は、「環境に対する配慮は選ばれる理由ではなく、楽しさや分かりやすさが重要である」と強調しました。この考え方を基に、生活者の選択につながるような、新しい体験を作り出す活動を続ける意向が示されています。
また、Vポイントマーケティングの荒井孝久氏も、環境に配慮した選択を促すことで社会の変化につながると述べ、今後も様々な取り組みを通じて、Vポイントが環境問題解決の助けとなることを目指しています。
Earth hacksとVポイントマーケティングは、今回の実証で得られたデータをもとに、環境価値の可視化とポイントシステムを組み合わせた新しい買い物体験をさらに検証していく方針です。環境に優しい商品選びが自然になる社会を目指して、自治体やその他の企業との協力を図りながら、実証を積み重ねていく予定です。
共創型プラットフォーム「Earth hacks」とは
「Earth hacks」は、Z世代をはじめとする生活者と企業や自治体を結びつけ、脱炭素社会の実現を夢見た共創型プラットフォームとして活動しています。環境価値を可視化し、生活者が楽しみながら脱炭素に貢献できるような仕組みを提供しています。詳細な情報は公式ウェブサイトやSNSで確認できますので、ぜひ足を運んでみてください。