ウィザスグループが新たに導入した『Credly』
株式会社ウィザスが、教育サービス企業のピアソンが提供するデジタル認証プラットフォーム『Credly by Pearson』を新たに導入することを発表しました。このプラットフォームは、世界中で4,000以上の企業や団体に利用されており、オンライン学習や教育プログラムの成果をデジタルバッジという形で可視化することができます。
現代の労働市場に対応した取り組み
近年、経済や社会の変化が著しく、労働市場で求められるスキルも短いサイクルで変化しています。世界経済フォーラムのレポートによれば、今後5年間で必要とされるスキルの約半分が新たに変わると予測されています。この状況に応じて、自分の身につけたスキルや学習効果を明確に示すことが以前にも増して重要になっています。
日経ビジネススクールでは、すでに『Credly』を活用した学習成果の認証が進められています。具体的には、経営学や人的資本経営の講義を修了した受講者に対し、デジタルバッジを発行し、彼らの成長を国際基準で証明する仕組みを導入しているのです。
ベトナムのNiX Educationとの提携
ウィザスグループは、ベトナムを拠点にする現地パートナー、NiX Educationと協力して産学連携プログラムを推進しています。このプログラムでは、Credlyを導入して、学生が積極的に職業スキルを習得し、就職市場に対応できるよう支援します。
バッジは以下の4つの軸に分かれており、それぞれの成果が可視化されます。
1.
日本語スキル (IT日本語、JLPT準拠、日本語プロジェクト学習)
2.
実務経験 (リモート、日本国内インターンシップ、来日インターンシップ)
3.
キャリアレディネス (就職準備、マインドセット、自己分析、面接演習)
4.
社会貢献 (イベント・交流・学習支援活動)
このバッジによって、学習者は自身のスキルを客観的に見える形で持つことができ、雇用市場でも優位に立つことができます。また、企業側にとっても、適材適所の人材配置や研修設計の精度を高める利点があります。
Credlyの持つ力
Credlyは、学習者のスキルや成果を可視化できるだけでなく、企業や教育機関の人材管理や育成においても大きな役割を担います。学習者が自身の成長を実感することで、自己学習の意欲も高まり、組織への帰属意識が強まることにつながります。これにより、全体の活力も向上し、ポジティブな循環が生まれます。
ウィザスグループは、今後も日本国内外のキャリア支援を進め、Credlyの活用を加速していく方針を示しています。これにより、質の高い教育を誰もが受けられる社会作りに貢献し、また日本国内における労働力不足の解消にも寄与することを目指しています。
ウィザスグループについて
ウィザスグループは、高校・大学事業や学習塾事業を中心に、未就学児から社会人まで幅広い年齢層に対応した教育プログラムを提供しています。創業から50年を超え、累計で96ヵ国以上の外国人材に対して教育を行うなど、豊富な実績を持つ企業です。彼らの取り組みは、人々が学び、働き、暮らすためのサポートを提供しています。
詳細は公式サイトをご覧ください:
ウィザスグループ
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