補聴器と脳の力を活かした新聴覚トレーニングアプリの挑戦
株式会社neumoが独自に開発した聴覚トレーニングアプリ「キクモア」は、補聴器の活用に新しい風を吹き込む可能性を持っています。同社は、脳の可塑性に着目し、音を聞き分ける力を高めることを目指すこのアプリを、2026年から本格提供を開始します。この取り組みは、ただ単に補聴器で音を大きくする従来の方法とは異なり、音の認識力を高めることにフォーカスを置いています。
「キクモア」の理論背景
「キクモア」は、年齢を重ねても脳は変化し続ける力、すなわち可塑性を活かしています。音の違いを聞き分けるトレーニングを行うことで、雑音が多い生活環境でも必要な音を聞き取れるようにサポートします。特に加齢性難聴や騒音に悩む方々に向けたソリューションとして注目されています。
実際に、慶應義塾大学病院との共同研究の結果、アプリを利用することで「家族との会話がしやすくなった」や「テレビの音量を下げられるようになった」との声が上がっています。これらは個人の体験であり、全てのユーザーにも同様の効果が保証されるわけではありませんが、顕著な変化が期待されます。
補聴器と「キクモア」の融合
補聴器業界は、AI技術の進化が進む一方で、普及率の低さや心理的ハードル、購入後の使用継続率といった課題があります。一方で、補聴器を着用することで社会生活が楽になったとするデータもあり、78%の人が「社会場面でラクになった」と回答しています。
「キクモア」を補聴器と並行して使用することにより、会話や騒音下での音声認識をさらに向上させることが可能です。「同じ補聴器を使っているのに聞こえ方が変わった」と感じるユーザーの声もあり、聴覚の質を向上させる観点から、新たな選択肢を提供しています。
neumoの今後の展望
株式会社neumoは、補聴器と「キクモア」を組み合わせることで、聴覚ケアの新しい形を提案し、顧客体験をより豊かにすることを目指します。また、9月15日から、補聴器販売店やメーカー向けの連携相談窓口も設け、共同でともに新しい価値を提供する取り組みを進めていきます。
提供する資料には「キクモア」の概要や補聴器との併用の利点、検証結果が含まれており、店舗での案内や顧客セミナーの開催などの具体的な連携も相談に応じて行う予定です。
聴覚ケアの社会的意義
近年、シニア世代の健康への意識が高まり、元気なうちにライフスタイルを楽しむ流れが強まっています。調査によると、シニア層のデジタルサービスの利用促進も加わり、補聴器と聴覚トレーニングの組み合わせがQOL向上に寄与する可能性があります。
補聴器は難聴の問題を解決する重要な手段とされていますが、それだけでは不十分な場面も多いことから、「キクモア」の提供によって、脳にアプローチする新しい手法でより良いコミュニケーションを実現することが期待されています。neumoは、今後も脳科学とテクノロジーの融合を通じて、豊かな聴覚ライフを支援し続けることを目指します。
詳細については、
キクモア公式サイトをご覧ください。