株式会社ハイレゾ、次世代GPUクラウドサービスを発表
東京都新宿区に本社を構える株式会社ハイレゾは、期待の新サービスを2つ発表しました。これにより、幅広い利用シーンでのGPU計算力の活用がさらに加速することが予想されます。新サービスは、年内にリリース予定です。
マルチノード型ハイエンドGPUクラスタ
1つ目の新サービスは、NVIDIAの最新GPU B200を搭載したマルチノード型の高性能GPUクラスタです。このクラスタは、複数の高性能サーバーを接続し、大規模な計算を可能にします。これにより、生成AIや大規模言語モデル(LLM)の研究開発など、多様なニーズに応じた環境を整えることができます。
従来のサービスでは単一サーバーに依存していた計算力の上限が、今回のクラスタ構成により大幅に向上。さらに、Slurmベースのジョブ投下型計算クラスタの導入により、計算リソースの利用効率も最適化されます。利用者は、ポイントを購入することで1分単位での利用が可能となり、1年間の有効期限が設けられ、商用利用にも対応します。
ダイナミックプライシング・可変分割型GPUサーバー
2つ目のサービスは、NVIDIA H200を利用する可変分割型のGPUサーバーです。この新しいサービスでは、GPUの計算力を1分から貸し出すことができ、個別のニーズに応じた柔軟性を提供します。これにより、GPU利用の敷居が低くなり、多種多様なユースケースに共鳴することが期待されています。
また、ダイナミックプライシングを採用したことで、業界の中でも競争力のある価格で提供するシステムを構築。需要に応じて、さらに安価にサービスを利用できる可能性もあります。
未来のイノベーションへの期待
これらの新サービスを通じて、ハイレゾでは大規模な開発を可能にし、かつ多様なユースケースにおいて利用できるフレキシビリティの向上を図ります。特に、生成AIを中心にした計算力の需要が増加する中、これらの新しいサービスは社会全体のイノベーションを加速させる期待が寄せられています。
公式リリースと問い合わせ
正式なサービスリリースは11月以降に順次行われる予定です。プロダクトに関する詳細や個別の問い合わせは、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
GPUSOROBANの歴史と実績
ハイレゾが展開する「GPUSOROBAN」は、高速なGPUクラウドサービスとして画像生成AIやLLMなどの大規模計算処理をサポートしています。これまでに累計2,000件を超える利用実績があり、IT業界から製造業、さらには大学研究機関まで幅広い業種でその恩恵が受けられています。
ハイレゾは、地方創生と生成AIの発展に向けて地方に新たなデータセンターを開設する計画も進行中です。2024年には香川県にAI開発用GPU専用データセンターを設立し、さらに2025年には佐賀県に新しいデータセンターが設立される予定です。これらの努力により、地域経済の活性化と技術革新の促進に貢献していきます。