「きおくの森」東京公演
2025-03-04 08:32:57

大熊町発の特別演劇「きおくの森」東京公演が開催決定

大熊町発の特別演劇「きおくの森」東京公演が開催決定



福島県大熊町が主催する特別な演劇「きおくの森」が、2025年3月26日(水)に東京都渋谷区のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロで上演されることが決まりました。これは、福島の子どもたちが自身の体験を物語へと昇華させるアートパフォーマンスで、観客の皆さんにもその思いが伝わることでしょう。

福島の復興と希望を届がす舞台


「きおくの森」は、大熊町出身の子どもたちによって作られた作品です。彼らが震災を乗り越えて新たな一歩を踏み出そうとする姿を、自身の言葉と表現で伝えます。これまでの公演を通じて、子どもたちは「生きる」というテーマにしっかりと向き合い、さまざまな想いを表現してきました。これにより、自身の経験を元にした新たな物語が生まれ、観客にも希望の光を与えることでしょう。

上演情報と記念特典


この公演は、2025年3月26日に、14:00からと18:00からの2回にわたって行われる予定で、チケットはS席3000円、A席2000円、学生1000円、小学生以下は無料で入場可能です。参加者全員には、舞台脚本をノベライズした特製のカラー絵本「きおくの森」がプレゼントされる特典も用意されています。これは、この特別な舞台の想いやテーマを、物語として楽しむことのできる宝物です。

公演の背景とキャスト


大熊町は、2011年の震災以降、避難を強いられた地域です。しかし近年、避難指示の解除が進む中、町内には新たな教育施設「学び舎ゆめの森」が設立され、少しずつ帰還者や移住者が増えています。現在、教育環境の整ったこの場所で育つ子どもたちが、演劇を通して以前の体験や新たな希望を表現します。

今公演の主人公は「都会の少女」と「月光の少女」。大熊町出身のあやのちゃんが「都会の少女」を、東京から参加するときかちゃんが「月光の少女」を演じます。ともにそれぞれの視点からこの物語に活力を与え、演技を通じて新たな絆を結びつけます。加えて、東京からも大人の俳優が登場し、子どもたちの演技をサポートします。

特別なリハーサル体験


また、この演劇のために学び舎ゆめの森で行われる初顔合わせでは、子どもたちが大人たちとの交流を通じて新たな刺激を受け、物語がさらに豊かになっていく様子が伺えます。特に、過去の経験や悲しみをどう受け止め、未来にどうつなげていくかというメッセージが、より多くの観客へ響くことでしょう。

終わりに


「きおくの森」は、ただの演劇ではありません。それは、語られることのなかった大熊町の物語であり、東日本大震災の教訓、さらには未来への希望を込めて作られた作品です。この公演を通じて、大熊町の子どもたちが持つエネルギーと、彼らの声が届けられることを心より願っています。ぜひ、劇場でその温かいメッセージを直接感じてください。


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