京成大和田駅から徒歩21分、新鮮な魚料理で揃う『旬鮮菜宴甚家`
京成本線の京成大和田駅から徒歩約21分という少々の距離を歩くと、不可思議な立地の酒場『旬鮮菜宴甚家』にたどり着きます。普段から賑わいを見せる繁華街から遠く離れたところに位置するこの居酒屋は、まさに隠れた名店。テレビ番組『ロビンソン酒場漂流記』でマキタスポーツが訪れることでも知られています。
この居酒屋の魅力は、何と言っても店主がこだわり抜いて仕入れた新鮮な魚料理です。まずドアを開けると、メニューが書かれた短冊が並んでいるのが目に飛び込んできます。ビールを頼むと、旬菜の小皿4種がお通しとして運ばれてきます。これには、千葉名物の落花生も含まれており、地元の味覚を堪能することができます。
続いて、マキタが驚いた「本日の刺身の盛り合わせ」が登場。赤貝やメバチマグロ、シマアジなどの豪華な刺身が、驚くほどの安さで提供されます。店主は船橋の市場に1日おきに通い、新鮮な魚を仕入れることに気を使っています。そのクオリティはまさに「安くて旨い」です。
他にも、お酒のお供にぴったりな自家製さつま揚げやふぐのから揚げなど、酒肴は豊富に揃っています。そして、満を持して登場するのが「ばくだん」と呼ばれる豪華丼です。
この「ばくだん」は、ご飯の上にウニ、イクラ、中落ちマグロ、たくあん、長芋、大葉、卵黄、わさびが盛り込まれた贅沢な一皿。店主の思いが詰まったこの料理は、見た目からもその豪華さが伝わります。
シメには、マヨネーズのコクが際立つ鮭いくら石焼をオーダーしました。おこげだけでお酒が楽しめるという酒泥棒のような逸品に、マキタも「シメられないじゃないか!」と漏らすほど。お酒と料理のみならず、温かい接客で迎えてくれる店主も、この酒場の隠れた魅力です。
創業42年というこの店、来年には43年になるそうで、マキタは思わず「それは数えればわかります」と突っ込みを入れてしまいます。常連客も多く、店主の人柄に惹かれて通っている人たちがいるほど。
このように『旬鮮菜宴甚家』は、ただの飲食店ではなく、訪れるたびに新しい発見と安心感をもたらしてくれる酒場です。美味しい料理と心温まるおもてなしを求めて、また訪れてみたくなる場所です。