沖縄「慰霊の日」に行進 戦後81年の平和を願う
2026年6月23日、生活協同組合コープおきなわが主催する「第34回 6.23ファミリーピースウォーク」に、パルシステム連合会の約70名が参加しました。この日は沖縄戦最後の激戦地、糸満市を歩きながら、戦争の悲惨さと平和の重要性を再確認する貴重な機会となりました。
「慰霊の日」とは、日本が沖縄戦を経て多くの命を失った日として、毎年地元では祈りが捧げられています。この日は沖縄県内の各地で、戦没者を追悼する様々な行事が開催され、多くの人が平和への願いを込めて集まります。参加者たちは糸満市の「平和創造の森公園多目的広場」を出発し、約3キロのコースを歩きました。途中、全滅した一家の跡地や、避難壕として使われた自然洞窟、「慰霊の塔」など、歴史的な場所を訪れ、現地の方から当時の状況を直接聞くことができました。
この行進は午前中の気温が30度近くまで上昇する中で行われましたが、参加者たちは平和のメッセージが書かれたのぼりを手に、戦争下の苦しみやこの地に住んでいた人々の思いを胸に秘めながら進みました。途中で立ち寄った米須海岸では、沖縄戦中の厳しい戦闘が繰り広げられ、多くの命が失われた場所です。正午には参加者全員が一時行進を止め、1分間の黙とうを捧げました。この瞬間は、多くの参加者が心の中で沖縄の歴史と向き合う時間でもありました。
行進の前日には、辺野古周辺の戦跡や嘉数高台公園が訪問されました。沖縄県生活協同組合連合会の東江建専務理事が現地ガイドを務め、琉球王国時代から続く沖縄の歴史や現在の基地問題について詳しく説明を行いました。「沖縄に関心を持ち続け、自分の問題として考えていくことが大切です」との呼びかけに、参加者は深く頷いていました。
また、参加者は沖縄戦について学ぶための事前学習会を行い、多くの資料やドキュメンタリーを通じて知識を深めてきました。この学びを経て、ピースウォークに参加することで、沖縄の歴史が一層身近に感じられると同時に、平和の重要性をより強く実感できたとの感想が多く寄せられました。
「実際に多くの命が失われた地を歩く中で、沖縄に生きる人々の苦しみや思いを肌で感じました。これからもこの経験を周囲に伝え、平和への関心を広めていきたいです」と語る参加者の声には、思いの深さとコミットメントが感じられました。
パルシステムは、今後も利用者と共に、世界で続く戦争や紛争と向き合いながら、平和を実現するための取り組みを続けていくことを目指しています。