インドネシア研修
2025-08-25 16:12:24

筑波大学が主催する学生向けインドネシア研修プログラムの実施報告

筑波大学が主導するインドネシア研修プログラム



2025年8月、会場はインドネシア。筑波大学附属坂戸高校と筑波大学、愛媛大学附属高校の学生が参加した盛大な研修プログラムが実施され、総勢約100名の学生が集まりました。この研修は、インドネシアに本社を置く紙パルプメーカーグループAPPジャパンと共同で行われ、持続可能な開発目標(SDGs)に向けた取り組みを深く学ぶ機会となりました。

プログラムの経緯と目的



この研修プログラムは2015年からスタートし、今年で6回目を迎えています。筑波大学附属坂戸高校が中心となり、グローバル人材育成やSDGs教育の一環として、実際の現場を訪問するフィールドワーク形式で行われています。2023年からは筑波大学や愛媛大学附属高校の学生・教員も参加するなど、高大連携の事業としても広がりを見せています。

インドネシアでの学び



研修は2025年7月27日から8月8日までの期間にわたり、前半5日間はAPPジャパンの本社であるジャカルタを拠点に、インダ・キアット・ペラワン工場や周辺の森林管理地(リアウ州)など、重要な取引先や生産現場を訪問しました。
ここでは、持続可能な森林管理や紙製品の生産プロセスを学び、参加学生たちは貴重な体験をしました。特に印象的だったのは、社員の方から直接聞くことができた「森の再生プロジェクト」についての説明です。日本での紙製品の売上の一部が寄付され、このプロジェクトが推進されています。その現場を訪れた学生たちは記念植樹も行い、社会貢献の意義を実感しました。

学生たちの掘り下げた感想



研修を受けた学生たちからは、次のような感想が寄せられました。

  • - 「紙はスマホと同じように様々な人々の手を経て生産されていることを知り、安くて良いのか疑問を持った。」
  • - 「企業が地域コミュニティを含めた皆が受益者となるよう、調整していることを理解できた。」
これらの意見は、研修の目的が参加者に強く響いたことを示しています。学生たちは、持続可能な社会の実現に向けた企業の取り組みを実際に目の当たりにし、未来のリーダーとしての自覚を深めているようでした。

組織の持つ社会的責任



APPは、インドネシアにおける持続可能な開発と、地域コミュニティの支援に大きく貢献しています。森林管理の取り組みや、スマトラゾウなどの動物保護活動にも力を入れています。

この研修を通じて、学生たちはただの観光ではなく、地域社会や環境問題について深く考える機会を得たことは明確です。次回のプログラムがどのように展開されるのか、今から期待が高まります。

結論



筑波大学主催のインドネシア研修プログラムは、単に異文化理解を深めるだけでなく、企業と地域、そして環境が互いに支えあう姿を学ぶ重要な場となっています。学生たちが得た知識や経験を元に、今後の社会をより良くするために行動を起こすことを期待したいです。


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