新知財運用モデル
2025-12-22 12:25:22

AIデータ社とリーガルテック社が新たな知財運用モデルを発表 - IPaaSの全貌とは?

AIデータ社とリーガルテック社による新知財運用モデル



AIデータ株式会社とリーガルテック株式会社が共同で発表した「IP as a Service(IPaaS)」型プラットフォームは、ロボット技術を活用した革新的な知財運用モデルです。このモデルは、発明から販売までの各段階を継続的に運用し、知的財産の効率的な管理を目指しています。

IPaaSモデルの背景


日本のロボット関連企業には、開発過程で蓄積される設計ノウハウや制御データが埋もれていることが多いです。従来の知財運用は、「作った時点で完結する」方式が一般的で、結果的に再利用や収益化が難しくなっていました。
これに対して、AIデータ社とリーガルテック社は、知財を循環的に活用できる環境の必要性を認識し、発明プロセスを継続的に運用するIPaaSモデルを構築しました。

IPaaSモデルの特徴


IPaaSは、以下の5つのプロセスで構成されています:
1. 発明:ロボット制御や設計に関する知見を抽出。
2. 保護:『Tokkyo.Ai』を使用して特許化・テンプレート化。
3. 販売:APIや文書形式でSaaSライセンスとして提供。
4. 利用ログ:VDR(バーチャルデータルーム)で導入企業のログを管理し、ROIを可視化。
5. 改良:利用データを次回の発明に活かす。

ロボット技術は多面的で、その評価も必要です。AI Robotics on IDXによって生成されたデータも活用され、知財テンプレート化に必要な素材を一元的に管理します。また、M&Aや資金調達などに向けた技術評価にも役立つデータルーム機能が付加されています。

解決すべき課題


両社は、ロボット開発に蓄積された技術や知見が適切に評価され、収益化されないという課題を認識しています。開発業務が収益化よりも優先されがちで、知財運用が後回しにされる現状を打破することが必要です。この新しいモデルを通じて、技術評価やデューデリジェンスにかかる負担を軽減し、中小企業における知財の活用の選択肢を拡充させる狙いがあります。

今後の展開


今後は、製造業向けの協働ロボットや高齢者介護・見守りロボットなど様々な分野への適用が計画されています。国内市場での成功を目指し、知見を蓄積しつつアジアや欧米市場への展開も視野に入れています。

企業紹介


AIデータ株式会社


設立:2015年4月
所在地:東京都港区
URL:AIデータ社の公式サイト

データ管理や知財保護の分野で20年以上の経験を積んできたAIデータ社は、豊富なリソースと技術を活かして、企業や個人のデータ資産を守りつつ、社会基盤の強化に貢献しています。

リーガルテック株式会社


設立:2021年3月
所在地:東京都港区
URL:リーガルテック社の公式サイト

リーガルテック社は、特許調査・発明抽出に特化したプラットフォームを提供し、知財運用の効率化を図っています。これにより企業の競争力向上に寄与することを目指しています。

このように、AIデータ社とリーガルテック社の協力により、ロボット技術の新たな活用方法が提示され、知財の循環的な運用が実現されつつあります。


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