真実の見極め方
2025-11-14 08:38:26

真実の見極め方を考える、新著『ウソは真実の6倍の速さで拡散する』のご紹介

新刊紹介:『ウソは真実の6倍の速さで拡散する』



2025年11月21日に刊行される新著『ウソは真実の6倍の速さで拡散する』は、現代の情報社会における真実と虚偽の対立を深く考察した作品です。著者は、中川淳一郎氏と稲熊均氏の二人で、どちらも長年メディアの最前線で活躍してきた専門家です。彼らは、現代における情報の拡散と、その影響力を社会や政治の文脈で検証します。

インターネットが普及する中、私たちの周囲にはフェイクニュースが溢れかえり、その影響は時に選挙結果をも左右する事態を引き起こすことがあります。特に昨年の兵庫県知事選では、特定の候補者を支持するためにSNSを駆使した選挙活動が取り上げられました。この候補者が競争相手に対する虚偽の情報や誹謗中傷を投稿した結果、一定の支持を得ると同時に新たな攻撃を引き起こすことに繋がりました。

本書の内容は、四つの章に分かれています。第一章では、特にトランプ前大統領がもたらしたフェイクの時代について考察します。彼の政治的手法がどのようにして情報の真偽を曖昧にし、社会に影響を与えたのかを探ります。第二章では「アテンション・エコノミー」という概念を取り上げ、いかにして日本でもこの現象が広がっているのかを分析します。特に、目を引くことで収益を上げるために扇情的な情報が増えている現状に警鐘を鳴らします。

第三章では、インターネットの中毒性が社会に与える影響に焦点を当て、個人の攻撃性や社会の分断化がどのように進行しているのかを議論します。最終章では「引き下げデモクラシー」と「第5の権力」という新たな概念を紹介し、現代の民主主義に対するリスクを明らかにします。

著者の中川淳一郎氏は、東京生まれで、企業広報の経験を持つ元広告業界のプロです。彼はフリーの雑誌編集者およびライターとして多くのネット関連著書を手掛けており、その経験を元に本書を執筆しました。稲熊均氏は、中日新聞社での長年のキャリアを持つ記者であり、複雑な社会問題への深い理解を基にした解説が期待されます。

この『ウソは真実の6倍の速さで拡散する』は、私たちがどのようにして情報を見抜き、真実を求めていくべきかを考えるきっかけとなることでしょう。まさに情報過多の現代に必要な一冊です。私たちが直面する社会的リスクを理解し、今後の行動に生かしていくために、ぜひ手に取ってみてください。価格は1,650円(本体1,500円+税)で、詳しくは発行元の中日新聞社の公式サイトにて販売されています。


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