一般社団法人SuFIAの新代表理事 就任の背景と今後の展望
一般社団法人SuFIAは、2025年11月15日付けで、理事の宮地秀敏が新たに代表理事に就任することを発表しました。彼は、デロイトやEY等のコンサルティング会社で30年以上のキャリアを持ち、その中で多くのパートナーを歴任してきました。SuFIA創立にも携わり、2025年8月に理事に就任した後、ついに代表理事としての役割を担うこととなります。
新たな挑戦に対する決意
宮地氏は、就任あいさつで日本社会の抱える深刻な問題に言及しました。実際、こども家庭庁の調査によると、日本におけるシングルマザーは120万人に達し、そのうちの約90%が働いていない、もしくは低所得に頼っています。また、日本労働研究機構のデータによれば、ひとり親家庭の半数以上が貧困状態にあるという非常に厳しい現実があります。これらの状況は、女性だけに限らず、親の介護や健康上の問題など、さまざまな要因によって多くの人々が働く機会に恵まれないという現実を如実に示しています。
雇用機会のミスマッチ
日本社会は現在、構造的な人手不足に直面しています。総務省や厚生労働省のデータによると、生産年齢人口は1995年をピークに減少し続けており、将来的にもこの傾向は続く見込みです。この問題は、特定の産業に偏ることなく、医療、介護、物流、製造など幅広い分野で顕在化しています。「採用したくてもできない」という声が企業から上がる一方で、働きたいが働けない人たちも数多くいます。つまり、現場での人手不足と労働意欲のある人々の間に大きなミスマッチが存在しているのです。
新しい働き方の模索
このような現状を打破するためには、働き方を再設計する必要があります。特に近年ではIT技術の進展により、リモートワークが現実的な選択肢になっています。基本的なITスキルを身につけることで、自宅からでも就業が可能になりますが、それを学べる機会がない人も多いのが実情です。SuFIAでは、リモートワークを通じて、就労を希望する人々が必要なスキルを習得し、企業の成長に寄与できるような取り組みを進めています。
SuFIAの中長期的な目標
今後、SuFIAはシングルマザーをはじめとする多様な事情を抱える人々を支援するため、雇用機会を提供する企業との連携を強化していく方針です。また、相互支援が可能な職場環境の構築や、長期的なキャリア設計の支援など、さまざまな取り組みを行うことで、働く意欲がある人がより多くの選択肢を持つことができる社会を目指しています。
宮地氏のリーダーシップのもと、SuFIAは「支え合う社会」を実現するための新たなモデルを築く取り組みを進めていくことでしょう。
SuFIAの基本情報
一般社団法人SuFIAは、東京都世田谷区に本拠を置き、”すべての人の経済的自立を支援する“というミッションで活動しています。2024年に設立されたこの団体は、10万人の就労者を支援するコミュニティを確立することを戦略的目標に掲げ、プロフェッショナルな企業との連携を重視しています。
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