脱炭素社会へ向けた一歩、パルシステム東京のEV車両導入
2023年10月、東京を拠点に活動する生活協同組合パルシステム東京は、脱炭素社会を実現するために、大きな一歩を踏み出しました。新たに配送拠点6カ所に14台の電動車(EV)を導入し、都内で稼働するEV車両は合計27台となります。これは、パルシステムグループが掲げる2050年までのカーボンニュートラルに向けた重要な取り組みの一環です。
炭素排出削減に向けた積極的な姿勢
パルシステム東京は、今後も持続可能な社会を目指して、様々な施策を導入していきます。今回発表されたEV車両の導入は、トラック15台と軽自動車12台で構成されています。これにより、運営のあらゆる面での環境負荷を削減し、より持続可能な選択をすることが可能になります。
導入するモデルは、いすゞ自動車製の「ISUZU ELFmio EV」。この車両は普通免許で運転可能で、先進的な異常検知システムを搭載しているため、安全面にも配慮されています。「EDSS(ドライバー異常時対応システム)」を装備しており、ドライバーの表情をリアルタイムで監視し、異常が検知されるとすぐに適切な対応を行うことができます。これにより、より安全な配送が実現します。
住宅街にも道を広げるEVの特性
特に「ISUZU ELFmio EV」は、振動が少なく静かな走行音が特徴であり、住宅街での使用にも適しています。生協の宅配モデルとしては、他に類を見ない新しいアプローチで、この新車両は2024年10月から本格的に運用される予定です。既に他社のEVトラックもいくつか導入されており、成功事例をもとにさらに導入を進めています。
再生可能エネルギーでの電力供給
配備される10カ所の配送拠点では、再生可能エネルギーをメインにした電力が使用されます。約70%の福祉施設や配送センターでは、太陽光発電などの自家発電を取り入れ、株式会社パルシステム電力が提供する「パルシステムでんき」を用いています。この取り組みは、持続可能なエネルギーを使用することを促し、地域に貢献する姿勢を示しています。
これにより、2030年までにCO₂排出量を2013年度比で46%削減するという目標も現実味を帯びてきます。パルシステム東京は、環境問題に対する意識を高め、地域全体で協力することで、さらなる変革を目指しています。
結びに: 未来への責任
生活協同組合パルシステム東京は、東京における生活と環境への積極的な取り組みで知られています。そして、2060年のカーボンニュートラル社会に向けて、一貫した方針を持って進んでいます。今後もこうした取り組みを通じて、地域の皆さんとともにより良い未来を築くことを目指していきます。
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