外国人材育成を支援する新会社設立：RKTsunaguの挑戦

外国人材育成を支える新たな力、株式会社RKTsunaguの誕生

2025年に設立予定の株式会社RKTsunaguは、外国人材の育成・提供・定着を一貫して支援する新たな共同出資会社です。この設立は、労働力不足が深刻化している日本において、アジアを中心とするグローバルな人材ネットワークを活用し、持続可能な人材支援の体系を構築するための重要な歩みです。共同出資企業である株式会社ツナググループ・ホールディングス、株式会社リッケイ、Evo Ventures株式会社の三社は、それぞれの強みを活かしたサービスを組み合わせ、効率的かつ効果的な外国人材の支援体制を目指します。

設立の背景

日本の労働市場は、2030年までに644万人の労働力ギャップに直面すると予測されています。このような背景の中、株式会社ツナググループの調査によると、2030年の外国人材活躍市場規模は625億ドル（約5,689億円）に達する見通しです。この市場において、特に技能実習生と特定技能の増加が目立ちます。特定技能に関する登録支援団体や監理団体の役割が重要視され、今後のニーズが高まることが見込まれています。

そのため、ツナググループはベトナムを中心としたアジア地域の優秀な人材を育成し、送り出し、受け入れ、定着支援するフルパッケージの体制を整えることが急務とされました。これにより、企業の持続可能な成長を支えるための環境を整えることを目指しています。

RKTsunaguの特徴

新会社「RKTsunagu」は、2025年8月に設立される予定で、資本金は2,000万円です。初年度には700名以上の人材を送り出し、受け入れることを目指しており、長期的には年間3,000名規模の人材紹介体制の構築を計画しています。出資企業の役割も明確で、リッケイは55%の出資比率を持ち、ベトナム国内での候補者募集や教育、送出業務を担います。ツナググループは40%の出資をもって、日本国内の受入企業への営業支援や定着支援を担当し、Evo Venturesは5%の出資で新規受入企業の開拓支援を行います。

今後の展望

株式会社RKTsunaguは、設立初期において日本国内の受入企業に向けた営業活動を積極的に展開し、リッケイとの連携を深めることで、より多くのIT人材を育成・送出する体制を整えていきます。また、Evo Venturesの知見を活用することで、外国人材の受入ニーズにしっかりと応える体制を強化していく方針です。こうした活動を通じて得られる成果や知見は、ツナググループ全体のグローバル戦略にフィードバックされ、さらなる成長を実現する基盤になるでしょう。