北海道が誇る「ディスカバー農山漁村の宝」
令和7年度、農林水産省が選定した北海道地区版の「ディスカバー農山漁村の宝」には、2つの優れた地区が選ばれました。これらは地域資源の活用による活性化や所得向上を目指す取り組みで、地域の特性を色濃く反映しています。以下では、それぞれの地区の魅力と取り組みを詳しくご紹介します。
1. 西興部村の取り組み
「牧場から食卓へ」
西興部村は「牧場から食卓へ。本当に素晴らしい顧客体験を提供する」というキャッチフレーズの下、ミルクデザイン株式会社の協力により地域の活性化を図っています。この地域は、その名の通り、酪農業が盛んです。生産者が自らの製品を通じて消費者に直接アプローチし、信頼関係を築いていくことで、高品質な乳製品を提供しています。
■ 具体的な取り組みとしては、以下のような活動があります。
- - 直売所の運営:地元で生産された新鮮な乳製品を直販することで、消費者との距離を縮めています。
- - 製品開発:新しい乳製品の開発にも積極的で、地域の特産品を取り入れた新商品が続々登場。
- - 体験型イベント:牛乳の製造過程を学べる体験イベントを開催し、子どもたちや家族連れを対象にした教育的取り組みを実施しています。
2. 帯広市の高校生の挑戦
食資源を活用した商品開発
もう一つの選定地区は帯広市です。ここでは、北海道帯広農業高等学校の食品科学科が、高校生たちによる食資源の活用をテーマにした商品開発に注力しています。「高校生が十勝の豊かな食資源を活用した商品開発に挑戦!」という意気込みで、地域の特産物を利用して、実践的なプロジェクトを行っています。
具体的な活動は以下の通りです。
- - 地元の食材を使用した商品:例えば、十勝産の大豆やメロンを使ったスイーツや惣菜を開発。
- - 地域との連携:地域の農家と連携し、作物の栽培から収穫、加工までの一連のプロセスを学びながら実践的な知識を深めています。
- - 市場への展開:開発した商品は地域の市場やイベントで紹介し、消費者の反応を直接受け取る機会を設けています。
今後の活動と展望
令和7年度の「ディスカバー農山漁村の宝」に選定された西興部村と帯広市は、今後さらにその成果を生かし、地域活性化を推進していく予定です。選定証の授与は、各地区の地域拠点で行われる予定で、地域住民や関係者にとっても大きな励みとなることでしょう。
デジタル化や新たな取り組みが進む中で、これらの成功事例が他の地域にも波及し、全国異の農山漁村の活性化に寄与することを期待します。私たちも、それぞれの地区の魅力を発信し、地域の活性化を支援していきたいと思います。これからも北海道の豊かな魅力を追い続けますので、ぜひ注目してください!