DESIGNART TOKYO 2024
2024-12-13 18:58:52

多彩なクリエイションが集結!DESIGNART TOKYO 2024の見どころ

DESIGNART TOKYO 2024 レポート



2024年10月18日から27日まで、東京の表参道、外苑前、六本木などで行われた「DESIGNART TOKYO 2024」は、過去最大のスケールで117のクリエイターが参加し、特に「Reframing 〜転換のはじまり〜」というテーマのもと、新たな価値や視点を提示するインスタレーションが数多く発表されました。

多様なクリエイションの融合



今年度のオフィシャルエキシビションでは、アート、デザイン、クラフト、テクノロジーといった領域から4人のキュレーターが選んだ18組のクリエイターによる展示が行われ、来場者は様々な視点で作品を楽しむことができました。特に、HYBE Design Teamによる斬新な会場デザインは、再生素材である「TUTTI」を用いた展示台が、訪れる人々に新しい視点を提供しました。混沌とした展示空間は、来場者自身の思考を刺激し、一点一点をじっくりと鑑賞する姿が印象的でした。

自然素材への回帰



六本木のAXIS GALLERYでは、ウッドワークをテーマにした展覧会が開催され、木材を使った多様な作品が一堂に集まりました。家具やインテリアの新たな可能性を探る作品が発表され、特に鬼木孝一郎の「Forêt」シリーズや、iwakaguのオーダーメイド家具は注目を集めました。これらの作品は、日本の伝統技術をベースにしつつ、現代のライフスタイルに寄り添ったデザインが印象的で、来場者にとって新たな発見がありました。

アートと自然の交わり



大蔵山スタジオとTAKT PROJECTによる「frottage -記憶との再会-」展では、自然とマテリアルの交差をテーマにしたインスタレーションは、訪れる人々に深い感動を与えました。特に伊達冠石と大蔵寂土を使った作品は、記憶や生命の循環について、新たな問いを投げかけています。

プロダクトデザインの進化



デザイナーの竹下早紀が発表した「Eeyo」は、バルサ材の可能性を探るユニークな試みとなり、多くの来場者の視線を集めました。色彩豊かな椅子たちは、素材と染料の相性から生まれた幻想的な色合いで、会場を彩りました。加えて、ブランド「130」が提案する空間に溶け込むような家具も印象的でした。これらの展示は、伝統的な手法と現代的な視点が融合し、新たな設計哲学を提示しました。

アートの楽しさ



子供から大人まで楽しめるアート体験が随所に散りばめられたのも、DESIGNART TOKYOの魅力の一つです。例えば、TAJIMAとのコラボレーションによる刺繍アートは、会場全体を華やかに演出し、参加者にインタラクティブな体験を提供しました。大規模なプロジェクションや立体アートが連続的に展開される様子は、圧巻の一言。

進化するアップサイクル



また、アクアクララとデザインラボHONOKAは、廃棄される素材を用いたアップサイクルの可能性について深く探求し、未来のライフスタイルを模索する展示もありました。リサイクルとサステイナビリティがテーマとなり、訪れる人々に環境への意識を高める機会を提供しました。

日本の文化とデザイン



最後に、ザ・コンランショップでは、日本の文化に根ざした新しいプロジェクトが発表され、現代の家具デザインとクラフトの新たな試みが展開されました。これにより、地域と国際が交差する新しい視点が生まれ、参加者は多様な文化的背景を楽しむことができました。

このように、「DESIGNART TOKYO 2024」は多様な視点や文化が交差する場として、参加者に創造的なインスピレーションを与える大成功のイベントとなりました。全体では約227,000人の来場者が誇り、高い関心を持ってイベントが進行されたことが印象的です。新しい時代のクリエイティビティを感じる10日間でした。


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