SOLIZEが最新の3Dプリンター「ARGO 500 HYPERSPEED」を導入
SOLIZE株式会社は、イタリアのRoboze S.p.A.から国内唯一の代理店として、高性能3Dプリンター「ARGO 500 HYPERSPEED」の販売を開始することを発表しました。また、同社の豊田工場にこの装置を導入し、2025年3月からは検証や製作支援を行うベンチマークの受け付けも開始します。
「ARGO 500 HYPERSPEED」は、スーパーエンプラ材料に特化した熱溶解積層方式の3Dプリンターです。この装置は、従来の方式では難しかった高強度材料の積層方向の強度を克服し、高い等方性を実現しています。さらに、独自のHYPERSPEEDテクノロジーにより、サイズの大きな造形物も高速かつ高精度で製作できる点が特長です。
3Dプリンティングの活用によって、従来の金属やCFRP製品を3Dプリント製品に置き換えられることが可能となり、その結果、生産性も大幅に向上し、コスト削減が期待できます。対応するスーパーエンプラ材料には、PEEKやCarbon PEEK、PEKKなどがあり、500mmサイズまでの大型造形が可能です。
さらに、SOLIZEでは「ARGO 500 HYPERSPEED」に加え、小型モデルの「Plus PRO」と、1m角の大きさを造形可能な「ARGO 1000 HYPERMELT」も提供しており、顧客のニーズに応じた機器選定が可能です。
SOLIZEはアディティブマニュファクチュアリングに30年以上取り組んできており、現在は37台の3Dプリンターを運用しています。豊富な経験と技術的なノウハウをもとに、「ARGO 500 HYPERSPEED」の導入を通じて、製造プロセスのさらなる効率化とイノベーションを推進する方針です。
Robozeについて
Roboze S.p.Aは産業用3Dプリンティングに関する先進的なソリューションを提供する企業で、航空宇宙、モビリティ、エネルギーなどの分野に対応した3Dプリンティング技術を武器に、企業の生産方式を革新し続けています。彼らの使命は、革新を追求し、持続可能なソリューションの提供を通じて3Dプリンティングの普及を促進することです。
イベントのご案内
2025年1月29日と30日には、東京ビッグサイトで行われる「TCT Japan 2025」にて、Roboze S.p.AのCEOであるAlessio Lorusso氏が登壇予定です。セミナーでは、製品のコンセプトや活用事例について紹介される貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
- - 日時: 2025年1月29日(水)12:00~12:30、1月30日(木)15:45~16:15
- - 会場: 東京ビッグサイトTCT Introducing Stage(東3ホール)
- - 公式サイト: TCT Japan
この最新の技術革新がどのように製造業界を変革していくのか、非常に楽しみです。