愛知モノづくり未来会議
2024-12-19 10:52:11

愛知県名古屋市で開催された『愛知モノづくり未来会議』の詳細レポート

愛知モノづくり未来会議の詳細レポート



2024年12月10日、愛知県名古屋市にてキャディ株式会社が主催する『愛知モノづくり未来会議』が開催されました。このイベントは、愛知県内の製造業の持続的な成長を目指し、自動車業界のキーパーソンたちが集い、知識やアイデアを共有する場となります。今回の会議には約60名が参加し、熱のこもった議論と交流が繰り広げられました。

当日のプログラム



基調講演


会議は、まずプロジェクト・カーズ合同会社の代表である水野和敏氏による基調講演から始まりました。水野氏は、日産R35GT-Rのプロジェクト総責任者として知られ、自動車界のカリスマ的存在です。彼の講演テーマは「メイドインジャパンの“技と心”が創り出す“世界唯一”への挑戦」。彼は、世界の競争の中で日本の製造業がどう進化していくべきかについて、初心に帰る重要性を説きました。また、「最少の資源が最高の結果を創り出す」との考えを提示し、参加者に気づきを促しました。

観点の違いから見るEVシフト


次に、株式会社日本電動化研究所の和田憲一郎氏が「EVシフトの行方」について講演。和田氏は急速に進行するEVシフトにおける現状と、今後の展望について語りました。彼は、プロダクトライフサイクル理論の観点から、今が成長の「踊り場」にいるとし、業界全体が変化に適応する必要性を強調しました。特に、米国の政治や欧州の気候対策の影響に言及し、これからの自動車産業が直面する課題についても独自の視点で解説しました。

日本の製造業の未来


最後にキャディ株式会社の加藤勇志郎CEOが登壇し、「10年先の未来を創る、今求められる製造業のDXとは」をテーマに、日本の製造業が抱える課題とデジタル変革の重要性について取り上げました。加藤氏は、近年のGDPの低下を示し、その背景にある投資の不足を訴えました。特に、「一人当たりの付加価値向上」が必要だと主張し、講演では自社のAIデータプラットフォームCADDiの具体的な活用についても語られました。彼は、データを生かした効率化の重要性を参加者に伝えました。

懇親会と参加者の反響


講演後の懇親会では、登壇者への質問が飛び交い、参加者同士の情報交換も活発に行われました。「モノづくりに対しての熱意をいただき、興味深かった」とのコメントが寄せられ、参加者の満足度は93%に達しました。こうした反応からも、今回の会議が参加者にとって有意義なものであったことが伺えます。

今後の展望


次回の『モノづくり未来会議』は、2025年1月30日に広島県で開催予定です。このイベントでは、さらなる製造業の発展とデジタル変革に向けた議論が期待されています。

会社概要:キャディ株式会社


キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」ことをミッションに掲げ、製造業のデジタル変革を進展させる取り組みを行っています。同社は、AIデータプラットフォームを通じて、製造業の効率化や価値創造を支援し、将来的には多様なアプリケーションの提供を目指しています。


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