藤井寺高校おしごとフェア
2025-05-28 15:27:43

大阪府立藤井寺工科高等学校で開催された職業体験特別授業レポート

大阪府立藤井寺工科高等学校で開催された職業体験特別授業レポート



2025年4月28日、大阪府立藤井寺工科高等学校において「大阪府立藤井寺工科高等学校×おしごとフェア2025」が行われました。これは、大阪市に本社を置く「ジンジブ」との協力によるイベントで、地域の企業と高校3年生が直接対話をすることで進路に対する理解を深めることを目的としています。今回は約112名の生徒が参加し、製造業や建設業、警備業など、地元企業20社が出展しました。本記事では、当日の様子や参加者の感想を通じて、この取り組みの背景や意義について詳しくご紹介します。

開催の背景



大阪府立藤井寺工科高等学校は少子化の影響で入学希望者が減っているため、統合や整備が進められつつあります。しかし、工業高校生は企業からのニーズが高く、全国の求人倍率はおよそ27.2倍を記録しています。このような状況下で、生徒たちは多くの求人票から職業選択をしなければならず、実態を知らずに決定するケースが多いのが現状です。

この問題に対応するためには、企業と学校が連携して生徒にリアルな仕事の内容を理解させる機会を提供することが重要です。ここにジンジブの役割があり、職業体験を通じて自己理解や企業理解を促すイベントが定期的に行われています。

当日の様子と体験内容



イベント当日は、53部のブースが用意され、参加した生徒たちは実践的な体験を通じて、様々な職種について学ぶことができました。例えば、ゴミ箱や環境美化用品を製造する企業では、実際にゴミ箱の組み立てを体験しながら、業界の実態を学習しました。また、製造業のブースでは、機械でコインの傷を検査する体験もあり、生徒たちの目は真剣そのものでした。

高校生の感想


参加した生徒たちは、職業体験を通じて多くの気づきを得たと口を揃えます。ある生徒は「実際に社員の話を聞くことで、働くことやその魅力について新たな視点を得た」と話し、また別の生徒は「自分が考えていたことと実際の内容が異なり、驚いたことがたくさんあった」と語ってくれました。

企業の声



出展企業の担当者も、参加者との対話を通じて多くの手応えを感じることができたようです。五洋商事株式会社の森下さんは、「生徒たちが真剣に聞き入ってくれたことが何よりも嬉しかった。就職活動は大変な道のりだが、自分に合った企業をしっかり選ぶことが大切だと思う」と語りました。

別の企業担当者である株式会社テラモトの宮口さんも、「環境美化に貢献するニッチな業界の魅力を知ってもらえたのが嬉しい。就職は不安があると思うが、良い職場に出会える機会があるのであきらめないでほしい」と述べました。

地域企業の活性化と生徒の未来



今回のイベントは、生徒にとっては単なる職業体験だけでなく、学校における学びを将来のキャリアに結びつける大変貴重な機会となりました。また地域企業にとっても、若者たちに自社の魅力を伝えるチャンスとなり、将来的な人材確保の観点からも意味のある取り組みです。

終わりに



大阪府立藤井寺工科高等学校のおしごとフェア2025は、高校生の未来だけでなく、地域社会の発展にも寄与する重要なイベントになっています。今後もこのような取り組みが続くことで、高校生たちが自己理解を深め、希望する職業へと進んでいくことを期待しています。今後の展開に目が離せません。


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