ステーブルコインを活用したビジネス課題解決イベント
2025年12月9日から、東京で「Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025」が開催されます。このイベントはKomlock lab、株式会社シーエーシー(CAC)、株式会社TECHFUNDの3社によるもので、ステーブルコインを素材にしたアイデアソンです。主な目的は、具体的なビジネス課題を解決できる「社会実装型のソリューション」を見つけ出すことです。ステーブルコインは近年、日本国内でも法整備が進み、その注目度が高まっています。今回のイベントは、その流れを受け、実ビジネスへの導入を促進することを期待されています。
開催の背景
2023年に施行された改正資金決済法により、日本におけるステーブルコインの環境が整いつつあります。この法施行によって、国内初となる円建てステーブルコイン「JPYC」が発行され、ビジネスにおける活用方法の多様化が進むことが見込まれています。
「Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025」では、Komlock lab、CAC、TECHFUNDという異なる強みを持つ企業が集結し、技術と産業の知見を掛け合わせたアイデアソンを展開します。ここでは、単なる実験ではなく、持続可能なビジネスモデルを構築するための具体的な議論が交わされることとなります。
イベントの特徴
1. 幅広いテーマ設定
このアイデアソンのテーマは非常に幅広く、対象として「EC」「不動産」「物流」「経理」などの具体的な業界における課題を設定しています。各チームはこれらの業界が抱える「不便(Pain)」を解決するためのアイディアを募集します。ブロックチェーンの先進性だけでなく、実現可能性と社会的影響も重視した審査が行われます。
2. 三者による多角的な審査体制
Komlock lab、CACおよびTECHFUNDからの専門家が、それぞれの視点からアイデアを審査します。受賞チームは、単に優れたアイデアを提案するだけでなく、プロフェッショナルに認められた実用的なソリューションを提供することで、ビジネス展開や提携において大きな信頼を得ることができます。
3. 賞金と協賛企業
現時点での賞金総額は60万円を超え、多くの協賛企業の参加により、さらに増額が見込まれています。グランプリの他にも、「Best Corporate Team Award」やスポンサー賞も用意され、優れたアイデアに対する評価が行われる予定です。
4. 事前ワークショップ
アイデアソンに参加するための事前準備として、主催企業によるワークショップが開催されます。これにより、ステーブルコインの基礎知識や最新動向を学び、具体的な応用事例を理解することができます。この取り組みが参加者のアイデア創出を一層促進します。
開催概要
- - イベント名: Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025
- - 開催期間: 2025年12月9日(火)〜 2026年1月23日(金)
- - 募集期間: 2025年12月9日(火)〜 2026年1月7日(水)17:59
- - 開催形式: 2026年1月23日(金)の最終ピッチはハイブリッド開催の予定
- - 参加対象: 個人、チーム(企業、学校、有志)に関係なく、誰でも応募可能
- - 参加費: 無料
各賞について(予定)
- - Grand Prix(グランプリ)
- - Best Corporate Team Award(企業賞): 企業・部署単位での参加チームに対する賞
- - Sponsor Awards(スポンサー賞)
審査員
審査員には、JPYC株式会社代表の岡部典孝氏など、業界の有識者が参加予定です。今回のイベントは、方法論から実践的なソリューション創出まで、多くの場面での協力を求めています。
参加方法
興味がある方は、公式サイト(
Stablecoin(JPYC) Innovation Challenge 2025公式サイト)を訪れて詳細をご確認ください。知識を深め、理想のビジネスケースを共に築いていきましょう。