2026冬季パラリンピック公式文化プログラム『Earth ∞ Pieces MILANO 2026』参加者募集

国際共創音楽プロジェクト『Earth ∞ Pieces MILANO 2026』とは

2026年3月15日にイタリア・ミラノの「Teatro dal Verme」で、2026冬季パラリンピックの公式文化プログラムとして特別な音楽イベント「Earth ∞ Pieces MILANO 2026」が開催されます。このプロジェクトは、障害の有無や音楽経験を問わず、幅広い参加者が集まり、共に《喜びの歌》を奏でる体験を提供します。この記事ではこのイベントの詳細と参加方法についてご紹介します。

プロジェクトの背景

認定NPO法人スローレーベルが主催するこのイベントは、多様なバックグラウンドを持つ人々が共に音楽を創作することを目的としています。芸術監督の栗栖良依が企画したこのプロジェクトは、東京2020パラリンピックの開閉会式で培った経験を基に、音楽とアクセシビリティを結びつける取り組みとなっています。

音楽ディレクターとゲストアーティスト

本公演では、若手指揮者であるサミュエル・タマリット・オテロがゲスト・ミュージックディレクターを務めます。彼はメンデルスゾーン国際指揮者コンクールでの優勝経験を持ち、欧州で高く評価されています。また、前回のイベントでもサポートを務めた三浦千明が、再びゲスト・ミュージシャンとして参加し、音楽の面での支援を行います。彼らの手によって、参加者たちは新たな音楽の地平を切り拓くこととなります。

オテロの想い

サミュエル・タマリット・オテロは、「ミラノで展開される『Earth ∞ Pieces』にぜひご参加ください。ベートーヴェンの《喜びの歌》を共通言語に、誰もがウェルカムで音楽づくりができる特別な体験を創出します」と語っています。音楽を手段にして多様性を尊重し、人々がつながる場を目指していることが伺えます。

国際交流の機会も

プロジェクトでは、国際交流の一環として、希望者を対象にホームステイの機会が設けられています。障害のある音楽家とその家族がホストとなり、日常生活を共にしながら、文化や価値観の共有が図られます。交流を円滑に行うために事前ガイダンスが行われ、参加者が安心してコミュニケーションを図れる環境が整えられます。

参加方法

本プロジェクトでは、自らの音楽的スキルを活かし、異なる国や文化のプレイヤーとの共演を通じて、地球のウェルビーイングに貢献したいと思うミュージシャンや音楽愛好家を募集します。参加料は8,800円（税込）で、公式アイテムとアフターパーティーへの参加が含まれています。応募は2026年1月5日まで受け付けており、詳しい情報や応募方法については公式サイトをご覧ください。