進化を遂げるD2Cビジネス
売れるネット広告社グループ(証券コード: 9235)は、子会社であるオルクスが台湾での美容ブランド『KogaO+(コガオプラス)』の販売を開始したことを発表しました。今回の取り組みでは、話題となっている動画プラットフォーム「TikTok」を活用し、商品の認知度を高める戦略が採用されています。
台湾市場への期待
前年、台湾市場では日本製美容品に大きな信頼が寄せられています。中でもシートマスクやフェイスパックの人気は高く、特に若年層を中心に需要が拡大しています。TikTokは商品の発見から購入までを短時間で実現できるため、非常に適した販路と言えるでしょう。
オルクスでは、台湾の消費者のニーズに応えるため、商品の紹介や使用方法を丁寧に解説していく方針です。ユーザーが欲しいと思える体験を提供し、商品の選びやすさを追求します。
『KogaO+』とは
『KogaO+』は、日本製でありながら、パラベンフリーや独自の美容成分を使用した美容マスクです。これを耳掛けタイプに仕立て、顔全体を引き締める効果が期待できます。2023年にはSNSを駆使し、急速に売上を伸ばし、累計70万枚や80万枚を突破するなど、各種ランキングで高評価を得ています。
TikTokでの即売体制
今後の施策として、オルクスではTikTokを通じて「商品を知る → 商品レビュー確認 → 購入」という流れを明確化します。台湾の現地人気クリエイターとのコラボレーションを推進し、ユーザーが理解しやすいコンテンツの提供を目指しています。
商品説明は繁体字で分かりやすくし、視聴者が直感的に操作できるよう配慮がされます。また、台湾仕様の在庫管理や手続きも柔軟に見直し、利用者の満足度を高める工夫も行います。
内部体制の強化
この取り組みでは、台湾の法規を遵守し、レビューの管理方法についても社内規定を設けて一貫した運用を行います。データをもとにしたマーケティング活動の実施により、効果的な販売戦略を構築し、さらなるレベルアップを図ることに努めます。
今後の展望
オルクスの目指すところは、まず台湾での成功を堅実に築くことです。TikTokでの情報発信を通じて、人気クリエイターとのコラボ企画やビフォーアフター画像の増加など、購買促進に力を入れます。また、照明条件や視聴者の生活パターンに合った配信時間も調整される予定です。
その後も、得たノウハウをもとに他のアジア市場に展開し、さらなる成長を目指します。これからの展開に目が離せない状況です。
熊、雅恵もこの動きを後押しし、トレンドを把握しながら少しずつ展開を広げていく予定です。オルクスが描く新しいD2Cビジネスモデルに注目が集まります。