香港国際空港、14年連続で世界一の貨物取扱空港に！キャセイの革新と貢献

香港国際空港、14年連続の栄光

香港が誇るキャセイカーゴが、日本国内外で注目を集めています。2024年に発表された「世界で最も貨物取扱量が多い空港」の調査では、香港国際空港（HKIA）が14年連続で首位を獲得しました。この素晴らしい成果は、キャセイカーゴが香港国際空港で果たしてきた重要な役割を物語っています。キャセイカーゴは、世界の航空貨物市場における中心地として、香港の地位を不動のものにしています。

キャセイカーゴの実力

キャセイカーゴは、2023年版の国際航空運送協会（IATA）による統計で、定期航空貨物において貨物トン・キロ（CTK）ベースで世界の上位にランクイン。旅客機と貨物機の両方を持つコンビネーションキャリアとしては、なんと世界第5位！この実績が、香港国際空港が国際的なロジスティクスのハブとなる一助となっています。

さらに、キャセイが運営する専用のキャセイカーゴ・ターミナルでは、自動運転トーイングトラクター（AET）の試験運用が開始されました。この技術は、貨物の取り扱いをよりスムーズに行うために導入され、ターミナル内の効率を大幅に向上させることに成功しています。これにより、貨物が空港内をより効率的に移動できるようになり、キャセイカーゴ便への直接積み込みも可能に。

未来に向けた新たな投資

キャセイでは、今後の貨物輸送量を150万トンに設定しており、前年比11％の増加を見込んでいます。この量は、HKIA全体の約31％を占めます。同社は40以上の都市への定期貨物便を運航しており、利用者はキャセイ・グループの広範なネットワークを利用することができます。これにより、貨物輸送におけるさらなる便益が期待されています。

キャセイはまた、香港国際空港の第3滑走路の本格稼働を見据え、1,000億香港ドル以上の投資を計画しています。これには、100機以上の次世代型旅客機および貨物機の導入が含まれ、さらなる成長への足掛かりになるでしょう。特に、エアバスA350F型貨物機6機が新たに導入され、さらなる輸送能力の強化が見込まれています。

卓越した業績が証明する未来

最近、キャセイ・カーゴは「エア・トランスポート・ワールド（ATW）」から「カーゴ・オペレーター・オブ・ザ・イヤー」に選ばれその業界でのリーダーシップを再確認しました。「香港が再び世界の航空貨物分野でナンバーワンに輝いたことは非常に素晴らしい成果です。この成功は、香港国際空港の協力体制、革新力、そして世界最高水準の設備の証です」と、キャセイカーゴ取締役のトム・オーウェンは述べています。

今後も、キャセイカーゴは国際航空・物流ハブとしての信頼性を維持し、さらなる革新を目的とした投資を続けていくことでしょう。航空貨物業界全体と力を合わせ、香港国際空港が世界最高の地位を維持できるよう努力していきます。