松山蓄電所、運転開始
2025-08-06 11:55:55

日立製作所が松山蓄電所を支える新システムを導入、再生エネルギーの活用を支援

日立製作所の新たな挑戦 - 松山蓄電所の役割



2023年8月1日、愛媛県松山市に位置する松山蓄電所が運転を開始しました。この新たに設置された施設は、株式会社日立製作所が提供する系統用蓄電システムを搭載し、定格出力12MW、定格容量35.8MWhという目標を掲げております。

松山蓄電所の設立背景


日本が目指す2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、再生可能エネルギーの導入が急務とされています。特に、天候による発電出力の変動や電力需給のバランスが課題となる中、松山蓄電所の役割は重要です。ここでは、電力の需要が高まる時間帯に充電し、逆に消費が減少するタイミングで放電することで、電力需給の調整が可能となります。

松山みかんエナジー合同会社が手掛ける本プロジェクトは、日立グループの全体的な協力の下で成り立っており、その経験と信頼性を生かしてシステム設計から施工、試運転までを行いました。これにより、スムーズな運転開始が実現したのです。

日立グループの総合力


日立グループは、長年にわたる電力分野での経験を持ち、安全かつ高品質な電力を提供するための管理システムを備えています。今回の松山蓄電所では、日立エナジーが中心となり、グローバルに豊富な導入実績を基にした電力変換ソリューションを提供しました。また、これにより再生可能エネルギーの出力変動に応じた調整力の供給も行い、脱炭素社会の実現に大きく貢献することが期待されます。

松山みかんエナジーの期待


松山みかんエナジーは、日立の強力なサポートを受けて、予定通りに松山蓄電所の運転を開始できたことを喜んでいます。彼らは「この蓄電所において、電力需給バランスに応じた蓄電・放電を行い、再生可能エネルギーを最大限活用することで、さらなるカーボンニュートラル達成に向けて貢献していきたい」との意向を示しています。

今後の展望


日立グループは、今後も系統用蓄電システムの設計や保守において一貫した支援を行い、国内の再生可能エネルギーの主力電源化と電力の安定供給の両立を図っていく方針です。将来的には、蓄電システム市場における包括的なプロバイダーとして、さらなる電力変換ソリューションの強化を続けていくとしています。

このように、松山蓄電所の運転開始は単なる施設の設立にとどまらず、再生可能エネルギーの可能性を広げ、カーボンニュートラル社会に向けた重要な一歩と位置づけられています。今後の成果が大いに期待されます。


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