新時代の顧客理解ツール「DAYS GRAPHY」に新機能追加

シナジーマーケティング株式会社が提供する顧客理解ツール「DAYS GRAPHY」は、新たにAPI連携とAI対話のシチュエーションカスタマイズ機能を追加しました。これにより、マーケティング施策や商品開発において、より深い顧客理解が可能となり、さまざまな外部ツールとの連携が実現します。

DAYS GRAPHYの新機能について

最近のテクノロジーの進化により、顧客理解は単なるデータの収集だけでは不十分とされています。シナジーマーケティングが開発した「DAYS GRAPHY」は、生成AIを駆使して顧客の日常や生活状況をリアルに理解し、マーケティング戦略を進化させる力を持っています。

新機能の一つ、API連携は、DAYS GRAPHYの技術を他のアプリケーションで活用できるようにし、外部ツールとの連携を促進します。これにより、顧客の口コミやアンケート結果といった既存のデータから、細かな顧客像を生成し、的確なインサイトを引き出すことが可能になります。

シチュエーションカスタマイズ機能の導入

この機能は、対話を行う際の情報をカスタマイズするもので、例えば、顧客が「批判的な意見を持つユーザー」「ロイヤル顧客」といった異なる人物像を指定して対話することができます。これにより、施策がどのような顧客層に影響を与えるかをより具体的に分析できるようになりました。

「MIRAIノート」プロジェクトとの連携

新たな機能が特に注目されるのは、「MIRAIノート」との連携です。兵庫県三田市教育委員会と大阪教育大学が共同で開発したこの教育向けAI対話アプリは、小中学生が安心して自己表現し、感情を整理する手助けを位置付けています。2025年1月には試験的な利用が行われ、ユーザーからは高い評価を受けています。

実際の試験結果では、「自分に合った相手を選べることに満足している」との回答が85%に達し、多くの生徒にとって心理的変化も見られました。こうした数値は、顧客理解ツールの利用が期待できる新たな可能性を示唆しています。

DAYS GRAPHYのどのような機能が活用されたのか

「MIRAIノート」には、学校用の「ふりかえり機能」と家庭用の「AIトーク！」機能があります。ふりかえり機能は、児童生徒がその日の体験や感情を記録することで自己理解を促進し、AIが適切な対話を提案します。一方、AIトーク！機能では、個性的なキャラクターとの対話を楽しむことができ、こちらもDAYS GRAPHYの技術が活用されています。

このように、DAYS GRAPHYの新機能は、教育現場での利用のみならず、広範囲なカスタマイズやAPI連携を可能にすることで、様々な業界におけるマーケティング戦略の新たな展開を促すでしょう。今後の進化に期待が寄せられています。