オーチャードホール休館へ！Bunkamuraの新たな取り組みとは

Bunkamuraの停滞と新たな挑戦

株式会社東急文化村が運営する複合文化施設「Bunkamura」(東京都渋谷区道玄坂)は、2027年1月4日から全館休館することが決定しています。この決定にともない、オーチャードホールをはじめとした各施設の役割が変化していくことになりますが、休館中も文化・芸術の発信拠点としての役割は継続されます。

オーチャードホールの現状

オーチャードホールでは、2027年1月3日まで日曜・祝日を中心に営業を続ける方針です。しかしその後は、長期にわたる休館に入ります。オーチャードホールで開催される自主制作公演は、横浜みなとみらいホールなど他の会場で行われる予定です。これにより、ファンの方々にも引き続きエンターテイメントを楽しんでいただけるよう配慮されています。

シアターコクーンの活動

シアターコクーンも自主制作公演が行われており、東急歌舞伎町タワー内の「THEATER MILANO-Za」など、他劇場を利用した公演が予定されています。質の高い演劇を地域に届けるための取り組みは、今後も続く見込みです。

ザ・ミュージアムとギャラリーの展開

また、ザ・ミュージアムは、渋谷ヒカリエ内の「9F ヒカリエホール」にて展覧会を継続しています。さらに、ギャラリーも「Bunkamura Gallery 8/」として、ヒカリエ内のクリエイティブスペース8/(はち)で営業しています。これらの施設は、休館中も多様なアートや文化に触れる機会を提供しているのです。

ル・シネマの移転

映画部門のル・シネマは、渋谷東映プラザ内に移転し、「Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下」として2スクリーンで営業しています。これにより、映画ファンにも新たな体験を提供しています。

「Shibuya Upper West Project」の重要性

今後のインフラ整備として注目が集まるのが、「Shibuya Upper West Project」です。2029年度に竣工予定のこのプロジェクトに向け、ザ・ミュージアムも新たに移転することが決まっています。これに伴い、全体の大規模な改修工事も順次行われる予定です。施設の充実が進むことで、文化・芸術の発信拠点としてさらなる進化が期待されています。