東京都板橋区で歴史的写真展「Photograph from NARA」開催中！

板橋区で歴史の一幕を見つける旅

東京都板橋区では、令和6年12月20日（金）から27日（金）の期間、区立中央図書館にて「Photograph from NARA」という特別展示会が開催されます。この展示会では、米国国立公文書館（NARA）で発見された、戦後日本の占領期における「旧板橋火薬製造所」に関連する貴重な写真史料が公開されます。

展示の背景

板橋区は、「陸軍板橋火薬製造所跡」という史跡を区立の公園として整備する計画を進めており、それに伴う10年に及ぶ学術調査を行ってきました。研究はこれまでほとんど行われておらず、今回、米国国立公文書館の所蔵品を調査した結果、1960年から1970年代初頭の関わりを持つ約40点に及ぶ写真が見つかりました。これらは日本占領期の貴重な瞬間を捉えており、戦後の歴史について考える良い機会を提供します。

見どころ

今回の展示では、特に戦後の旧軍用地であった旧板橋火薬製造所の跡地がどのように利用されていたのかを示す、詳細な証拠が集められています。鮮明な画質の写真は、70年以上前の社会風景を視覚的に再現し、その時代の空気をライブで感じられる貴重な体験です。展示を通じて、訪れる人々は歴史に思いを馳せつつ、戦前・戦後に生きた人々の視点を理解することができます。

特別イベント

さらに、展示会中に開催されるイベントも見逃せません。12月21日（土）には学芸員によるギャラリートークが行われ、参加者はその場で作品に込められた深い意味や歴史的背景を聴くことができます。各回30分間、申込不要で進行されるため、気軽に参加できるのも嬉しいポイントです。

また、11月に実施されたオンラインフォーラムのパブリックビューイングも行われ、より多角的な視点から旧板橋火薬製造所跡について学ぶことができます。