ユナイテッドアローズがCDPからの評価を獲得
株式会社ユナイテッドアローズは、環境情報開示の分野で著名な国際的な非営利団体CDPから、気候変動と水セキュリティの分野でそれぞれ「A-」評価を獲得しました。この成果は、同社が行っているサステナビリティ活動が高く評価されたことを示しています。
CDPとは?
CDP(Carbon Disclosure Project)は、環境情報を開示するための基準を提供しているグローバルな非営利団体で、企業の環境への取り組みを厳密に評価します。現在、世界中で約24,000社が対象となっており、投資家や他の企業にとって重要なデータソースとされています。評価基準は、ガバナンスや戦略、リスク管理、排出量データ、目標設定、透明性などを含み、最高評価はリーダーシップレベルの「A」と「A-」で、以下にマネジメントレベルの「B」などがあります。
ユナイテッドアローズは、この4年で評価が大きく向上し、前回はマネジメントレベルの「B」であったところ、今回の評価は明らかな向上を意味し、その取り組みと情報の透明性が評価された結果です。
サステナビリティ活動「SARROWS」
ユナイテッドアローズのサステナビリティ活動は「SARROWS(サローズ)」と称され、持続可能な社会の実現を目指しています。これは「Sustainability(持続可能性)」の「S」と「ARROWS」の「A」を組み合わせた造語で、わかりやすさと親しみを持った名前が印象的です。
2020年4月には5つのテーマと16のマテリアリティ(重要課題)を定め、さらに2022年8月には2030年に向けた具体的な3つの活動目標を設定しました。それは「Circularity(循環するファッション)」、「Carbon Neutrality(カーボンニュートラルな世界へ)」、「Humanity(健やかに働く、暮らす)」です。これらの目標にはそれぞれ数値目標も設定されており、具体的な取り組みが進められています。
取り組みの一環として、ユナイテッドアローズは持続可能な素材の調達やリサイクル、エコフレンドリーな製品の開発に力を入れており、消費者とのコミュニケーションも重要視しています。今回のCDPからの評価は、その取り組みの透明性と誠実さがさらに認められた証拠と言えるでしょう。
今後の取り組み
ユナイテッドアローズは、今後も環境および社会課題の解決に向けて取り組みを継続し、情報の透明性を維持しながら持続可能な社会の実現に向けて努力しています。具体的な進捗状況は定期的に情報発信し、関心を持つ消費者と共に歩んでいく方針です。
このようにユナイテッドアローズは、サステナビリティを企業の重要な活動の一部として位置づけ、価値ある情報を提供し続けています。今後の動向にもぜひ注目しましょう。