脱炭素化支援の協業
2025-12-16 12:39:57

SCSKと日経リサーチが脱炭素化支援で画期的協業を開始

SCSKと日経リサーチの新たな協業



SCSK株式会社と株式会社日経リサーチは、企業における脱炭素化とサステナブル経営を一体的に支援するための協業を発表しました。この取り組みは、企業がサプライチェーン全体で持続可能な運営を実現する手助けを行います。具体的には、SCSKが提供するCO₂排出量を自動で算定するサービス「CO×CO カルテ」と、日経リサーチのサステナブル経営評価プラットフォーム「日経サステナブルリンク」を統合し、両社のデータを活用してサプライチェーンの可視化と改善を進めていきます。

1. 協業の背景


近年、国際的な開示基準の導入が進む中で、企業は財務データだけでなく、人権や環境への配慮、CO₂排出量といった非財務情報についてもその質や透明性が求められています。特に、サプライチェーン全体の人権リスクやScope3のCO₂排出管理が重要な課題となっています。しかし、現状では中堅・中小企業の多くはリソース不足から、サステナブルな調達の質問票や排出量の算定など、複数の業務において負担を感じています。これにより、効率的なデータ収集や整備の仕組みが強く必要とされています。

2. 提供する価値


このサービス提携により、主に2つの価値を提供することを目指します。

(1) サプライチェーン管理の効率化


サプライヤーのサステナビリティに関する情報や排出量を一元的に把握できるため、企業は全体としてサステナブルな運営を進めやすくなります。これにより、冗長な手続きや時間の無駄を減少させ、効率的なサプライチェーン管理を実現します。

(2) 負担の軽減


「CO×CO カルテ」により、会計データのアップロードだけで自動でCO₂排出量を算定できるため、従来の算定方法に比べて、関連する調査への回答負担が約80%も軽減されます。これにより、企業はより効果的にサステナブルな調達を進められます。

3. 協業の具体的内容


このパートナーシップにおいて、SCSKはCO₂排出量を自動算定し、データを提供します。一方、日経リサーチはサプライチェーンの評価や分析を行い、両者は共同でプロモーションやデータ連携の取り組みを進めます。

4. 今後の展開


両社は、将来的なサステナブル経営評価の在り方を視野に入れ、データの統合的な活用を進める基盤整備を目指します。今後は業務の効率化や評価の精度向上を図るため、データ連携を活用していく予定です。

5. 各社のコメント


SCSK株式会社 當麻社長は、「個々の企業の努力だけではサプライチェーン全体の脱炭素化は実現不可であり、データの力でサポートしていきたい」とコメント。

日経リサーチ 新藤社長は、「両社のサービスを活用することで、日本企業のサステナブル経営と価値向上を図っていきます」と語っています。

6. まとめ


今回の協業は、企業が持続可能な経営を進め、環境に配慮した経営を実現するための重要な一歩です。今後、SCSKと日経リサーチがどのような具体的な成果を上げるのか、さらなる注目が集まります。これにより、日本企業全体が脱炭素化に向けての取り組みを加速させ、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されます。


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