日本とベトナムの医療分野をつなぐ新たな一手が始動
日本の医療業界が海外進出を模索する中、ベトナム市場での新しい協力体制の構築が進んでいます。このたび、日越メディカルブリッジ投資有限会社(VJMB)への資本参加が発表されました。当社は、VJMBとの出資持分譲渡契約を締結し、ベトナムの医療用医薬品の市場に参入する運びとなります。
背景
当社は、2013年にベトナムの現地企業であるCoduphaとの合弁会社「Alfresa Codupha Healthcare Vietnam Co., Ltd.」を設設立しました。この会社は、日本から輸入した医療機器や医療材料をベトナム全国に展開するための基盤となっています。これにより、私たちはベトナム国内の医療機関や薬局への供給を行っています。
さらに、私たちは「25-27 中期経営計画 Vision2032 Stage2」を策定し、アジア地域での事業発展を目指しています。ベトナム市場においては、医療用医薬品に関する事業開発も推進しており、今後の展望は非常に明るいものと考えています。
VJMBの役割
VJMBの代表者である檀之上和彦氏は、ベトナムで眼科医療に従事し、2017年にVJMBを設立しました。VJMBは、ベトナムの保健省から医薬品輸入ライセンスを取得し、日本の製薬企業からの緑内障点眼薬の販売準備を進めています。今後の販売開始も期待されています。
私たちの今回の資本参加は、VJMBを通じてさらなる医療ニーズへ応えることを目指しています。日本の品質の高い医療用製品をベトナムに展開し、現地の医療環境をより良くする取り組みが期待されます。
事業展開の意図
VJMBへの参加により、私たちはベトナムにおける医療機器及び医療材料、医療用医薬品を包括的に取り扱う事業を構築する基盤を得ることができます。現地の医療機関や医師との強力なパートナーシップを活かし、よりニーズに合致した製品を提供できると確信しています。
今後の事業展開では、ヘルスケア関連製品を通じて現地医療の質向上に貢献し続ける決意です。私たちの取り組みは、単にビジネスの範疇を越え、現地の人々にとって必要不可欠な存在となることを目指しています。
今後の展望
今回の資本参加による業績への影響は今期においては軽微ですが、中長期的には企業価値を向上させるものと期待しています。私たちの新たな挑戦が、ベトナムの医療市場に新しい価値を提供することを信じています。
今後も、本件に関して新しい情報が明らかになりましたら、速やかにお知らせします。私たちの挑戦は始まったばかりですが、これからの展開にご期待ください。